大谷翔平、史上初『43-43』達成。現地メディアは「別の方法で二刀流」と伝える
二刀流スターがまたも同じ試合で本塁打と盗塁を決め、歴史にその名を刻んだ。ドジャースの大谷翔平は現地8月30日(日本時間31日)、敵地チェースフィールドでのダイアモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場すると、本塁打と二塁打を含む、4打数2安打1盗塁として、MLB史上初となる1シーズンでの43本塁打、43盗塁を達成した。
アメリカ『ヤフースポーツ』は試合後、「ショウヘイ・オオタニが空前の『43-43』シーズン達成でMLBの歴史を作る」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「今季は投球できないことから、ショウヘイ・オオタニは二刀流スターとなる別の方法を見つけ出した」とした上で、「その結果は、MLBで前例のないシーズンとなった」と伝えた。
続けて記事では、大谷がこの試合で、それまで『42-42』で並んでいたアレックス・ロドリゲスを超え、史上初の43-43を達成したことを伝えつつ、8回に大谷が放った43号ソロ本塁打が結果的にこの試合の決勝点となったことについても言及した。
また、記事では「史上最速で『40-40』を達成した際、そしてロドリゲスに並ぶ『42-42』を達成した際もそうであったように、オオタニは今回も(43という)両方の数字を同じ試合で達成した」とした。
その上で、「彼が同じ試合で本塁打と盗塁を記録したのは、今季これが11回目のことだったが、これでリッキー・ヘンダーソンの持つ単一シーズのMLB記録まであと2試合となった」と、別の記録達成にも近付きつつあることを伝えた。
そして、『MLB.com』のサラ・ラングス記者の『X』投稿を引用しながら、「オオタニはこれで8月に11本塁打15盗塁をマーク」したが、「MLB史上、暦月で10本塁打15盗塁をマークしたのは、彼以外では2004年8月のカルロス・ベルトランのみである」ことについても触れている。
そして、最後に誰もが期待している50-50については、「こうなると、果たしてオオタニは神話的な響きの『50-50』シーズンを達成できるのか、というのがより大きな疑問となるが、まだ丸々1ヶ月残されていながら、完全に勢いに乗っていることを考えると、確実に可能であるように思える」と綴っている。
J SPORTS 編集部