アジアカップ2023王者がW杯に出場できない? アジア最優秀選手賞に輝いたアフィーフは悩めるカタールを救えるか
アジア最終予選では苦戦続く
29日にアジアサッカー連盟の年間表彰式が行われ、男子の年間最優秀選手にはアジアカップ2023を制したカタール代表からFWアクラム・アフィーフが選ばれた。 欧州サッカー週末の放送・対戦カードまとめ[11/2・11/3・11/4] アフィーフが同賞を受賞するのは2度目のことで、アジアカップ2023では得点王のタイトルも手にした。この選出も妥当と言えるか。 ただ、喜んでもいられない。アジア王者カタール代表は、現在2026ワールドカップ・アジア最終予選で大苦戦中だ。最終予選のグループAに入っているカタールは、4試合を戦って1勝1分2敗で4位に留まっている。首位イラン、2位ウズベキスタンとは6ポイントも差がついており、ワールドカップへのストレートインは厳しくなってきた。 アジア王者とアジア年間最優秀選手を獲得したチームがワールドカップに出場できないとは笑えないが、カタールはここから巻き返せるのか。アフィーフは、個人としても上を目指していきたいと今後への意気込みを口にしている。 「この賞を2度受賞したけど、3度目も目指す。自分の成果を誇りに思うけど、もっと上を目指しているんだ。昨日よりも良くなりたい。まだ成し遂げていないことがたくさんあるからね」 「僕は常にカタールのファンを喜ばせるために最善を尽くしている。勝利を目指してね。失敗することもあるけど、失敗が新たな成功へのきっかけにもなる」(『ESPN』より)。 カタール代表は前回の2022ワールドカップをホスト国として戦ったが、1勝も出来ずに敗退する悔しい結果に終わった。リベンジのためにも、まずは2026年大会出場権を獲得したいところだが、アフィーフはチームを救えるか。
構成/ザ・ワールド編集部
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