【陸上】アトランタ五輪女子円盤投金メダルのヴィルダ氏が死去 55歳 パラアスリートとしても活躍
1996年アトランタ五輪女子円盤投の金メダリスト、イルケ・ヴィルダ氏(ドイツ)が12月1日に亡くなった。55歳だった。 1964年東京五輪3000m障害代表・横溝三郎氏死去 東京国際大監督としても手腕発揮 ヴィルダ氏はライプツィヒに生まれ、ドイツ統一前は東ドイツ代表として競技していた。1988年に投げた74m40は現在もU20世界記録として残っている。同年には砲丸投でもU20世界歴代3位の20m23をマークしていた。 円盤投の自己記録は世界歴代2位の74m56(89年)。世界選手権では91年東京、95年イエテボリでいずれも銀メダルを獲得した。 2000年のシドニー五輪で7位に入賞した後に引退して医学を学んだが、2011年に敗血症のため右脚を切断。その後パラ選手として競技に復帰し、12年のロンドンパラリンピックでは決勝進出、15年パラ世界選手権で砲丸投で銅メダルを獲得するなど活躍していた。
月陸編集部