帝京大可児の「公式戦150ゴール」FW加藤隆成は明大へ 2試合連発も涙「大学でもっと活躍したい」【高校サッカー】
◇2日 サッカー 第103回全国高校選手権3回戦 帝京大可児(岐阜)2―3前橋育英(群馬)=駒沢 6大会連続出場の帝京大可児が、2017年度大会優勝の前橋育英に2―3で敗れた。0―2から前半のうちに追いついたが、後半に決勝点を許した。帝京大可児は11度目の出場で初のベスト8進出を目指したが、かなわなかった。 帝京大可児は敗れたが、主将でエースFW加藤隆成(3年)が、今大会2試合連続ゴールで点取り屋の誇りを示した。強豪をあと一歩まで追い詰めた背番号10は目を赤くはらしながら「国立で自分のゴールを見せたかったけど、毎試合ゴール決めるという目標達成できた」と顔を上げた。 0―2で迎えた前半16分のMF明石望来(3年)の得点は自らのポストプレーで起点となり、同27分のゴールはゴール前で相手クリアがこぼれたところを嗅覚鋭く見逃さず、右足で蹴り込んだ。目標の大会得点王や大会得点記録の更新はならなかったが、2戦連発で「1年生から数えて公式戦で決めたのは150ゴール以上」というゴールマシンの面目は保った。 卒業後は、今季の関東大学1部覇者で、数多くのJリーガーを輩出している明治大サッカー部に進む予定。「初心に戻って、この悔しさを忘れずに大学でもっと活躍したい」と誓った。
中日スポーツ