伊東純也、期待される日本代表復帰は「まだわからない」 今はフランスで結果を出し続けるのみ
欧州主要リーグのシーズン開幕に伴い、フランスリーグも新たなスタートを切った。スタッド・ランスを今季から率いるルカ・エルスネル監督は、ホームにリールを迎えた開幕戦で4-3-3システムを採用。3トップは昨シーズンと大きく変わることなく、右に伊東純也、左に中村敬斗を据えた。 【写真】大胆予想!サッカー日本代表 2026年のメンバーはこうなる! 大事が起きたのは、試合開始から11分が経過した時のことだった。 ランスのGKイェヴァン・ディウフが大きく前方にボールを蹴り出すも、リールとの競り合いに負けて左サイドから攻撃を受ける状況となる。その際、ランスのアマドゥ・コネとリールのアンヘル・ゴメスが空中戦で激しく衝突。ゴメスは不自然にピッチに倒れ(というよりも落下し)、意識を失った。 ピッチ上で30分強にわたる治療が行なわれたが、そのまま救急車で緊急搬送。幸いゴメスは病院で意識を取り戻し、夜の間に家に帰ることができたとリールの公式SNSが伝えている。 その後、ゴメスは「もうヘディングで飛び上がらないように、僕自身に言っといて」とインスタグラムで無事を報告。ゴメスは現在、フランスフットボール協会の定める脳震盪プロトコルに入っているという。 この一連の流れを、伊藤は至近距離で見ていた。 「目の前で見ていたので、ちょっと落ち方とか危ないなと。けっこう(衝突が)すごかったなと、近くで見ていて思いました」 ゴメスの治療が行なわれる間、試合は長時間にわたって中断した。異例の状況のなか、小雨が降るピッチ上で選手たちは各自、体を動かしていた。 「ペース(を崩した)というか、身体も冷えましたし、メンタル的にも難しかったですね」(伊東) ゴメスと激突したコネは、このプレーで一発レッドカード。退場後の中継画面には、うなだれたコネの姿が映し出されていた。翌日、コネは意識を取り戻したゴメスとの2ショットをインスタグラムに掲載し、「(意識を取り戻すニュースを)待っていた。ピッチ上で仲間を傷つけたくはなかった」と投稿。まだ19歳のコネにとって、ショッキングな出来事だったようだ。