岡山県知事選告示 現新2人立候補 27日に投開票
任期満了に伴う岡山県知事選は10日告示され、4選を目指す現職の伊原木隆太氏(58)、新人で共産党県委員会常任委員の小坂昇氏(72)の無所属2人が立候補を届け出た。県政史上初めて衆院との同日選として行われ、27日に投開票される。 知事選は教育再生と産業振興に加え、少子化対策に注力してきた3期12年の伊原木県政に対する評価が最大の争点。歯止めがかからない人口減少や頻発・激甚化する自然災害といった重要課題への対応も問われる。 両候補は立候補を届け出た後、岡山市内でそれぞれ出陣式に臨んだ。伊原木氏は「人手不足など県内で起きている問題の根底が少子化だ。20年、30年後のために本気で取り組んでいく」、小坂氏は「暮らしと福祉、平和を守る県政を実現する。県民に温かく、新しい岡山をつくるために全力を尽くす」と訴えた。 27日の投票は県内778カ所で行われる。9日現在の有権者数は153万6737人(男73万4132人、女80万2605人)。