「大人になるのが怖くて…」 16歳で引退したフィギュア天才少女が告白「それが復帰の理由なの」
アリサ・リウがNHK杯に出場
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は8日、東京・代々木競技場で開催。女子シングルに出場するアリサ・リウ(米国)は19歳となった今季、現役復帰。氷上に戻ってきた理由を明かしている。 【動画】「大人っぽさ素敵」「なんて美しい」 復帰したリウが演技する実際の映像 五輪公式サイトは「アリサ・リウは長期戦に臨み、その全てを楽しんでいる 『私自身を再構築しないと』」との見出しで、リウのインタビュー記事を掲載した。今季について「順位よりも、極力厳しいトレーニングを続けるモチベーションの維持の方が大事」とプロセスを大切にしているという。 リウは13歳だった19年に史上最年少で全米選手権優勝。天才少女として脚光を浴びた。その後も着実に実績を積み、2022年の北京五輪は7位入賞。同年3月の世界選手権も3位に入ったが、その直後に引退を発表した。今年3月、米国フィギュアスケート協会が現役復帰を発表。今季は10月のブダペスト杯を制し、GPシリーズ第2戦のスケートカナダは6位だった。 現在は名門カリフォルニア大ロサンゼルス校に通いながら競技を続ける。「大人になるのが本当に怖かった。永遠に子どもでいたかったから」と振り返り、「でも、自分で決断するのは楽しい。それが復帰の理由の一つなの。身軽で、ストレスも少なくなったわ」「完全に新しい人間だと感じるの」と明かした。競技から離れた時期がポジティブに作用したようだ。 リウは、スケートから離れた期間で「自分自身を見つけられた」という。「心の平穏をもたらし、精神的にプラスが大きかった。たくさんの人生経験を積めたの」。最終的な目標は、2026年の冬季五輪出場。「私のプログラム、衣装、髪型や選曲を楽しんでほしい」と語っている。
THE ANSWER編集部