【大学野球】 中大が「4冠」を目標に始動 繁永晟主将「実力は青学大に負けていない」
東都大学リーグの中大が6日、東京・八王子市の同校グラウンドで新年の練習をスタートさせた。今秋ドラフト候補に挙がる主将の繁永晟内野手(3年=大阪桐蔭)は、春秋リーグ戦に全日本大学選手権、明治神宮大会の優勝を加えた「4冠」を目標に掲げた。 昨年は青学大が「4冠」を達成。春秋のリーグ戦で優勝決定を目の当たりにしたのが中大だった。「胴上げを2回見せられて悔しい思いをした。それでも実力では負けていない。『自分たちも出来る』という思いはあります」と繁永は負けん気をのぞかせた。 「4冠」を目指すため、チームのスローガンを「覚悟」に決めた。「青学さんは、打つべき時に結果を出す勝負強さが一人一人にある。実力ではなく、気持ちの部分で負けている感じがする。そのあたりへの思いを込めて『覚悟』にしました」と繁永は言った。 リーグ戦4連覇中の青学大に対し、中大は2019年秋を最後に優勝から遠ざかっている。今春のリーグ戦の開幕カードの相手として想定されるのが青学大。王者を倒すべく“覚悟の冬”に爪を研ぐ。
報知新聞社