大阪の映像制作会社が外国人のビックリ動画で総再生回数1億突破の理由とは
日本のトイレにビックリ仰天
続いて王(オウ)さん(27)=台湾出身・日本5年目=は、日本のトイレにビックリ仰天したと明かす。 「トイレには驚きました。3年くらい前にあべのハルカスのトイレに取材に行かしてもらった。女子トイレがやりすぎくらいに豪華で、美容室みたいで、お茶飲んでも大丈夫なくらい綺麗で。そんな綺麗なトイレってないですから。外国ではそこまではしませんから。“音姫”(トイレ用擬音装置)にもびっくり。音が聞こえないように音楽が流れるんですよ。あれは日本だけですよね。日本以外はないんじゃないかな。そこまで気にする?って感じ。でも、音姫に慣れたら、国に帰った時、あれがないとちょっと恥ずかしい、不安です。日本人の気配りがすごい。トイレに対する気配りは異常ですね」 アメリカ人のアンドリュー氏(26)は日本に来て23年。「自動販売機ネタも受ける。現金も入っているし、セキュリティーの面で海外にはそんなに自動販売機が並んでいない。数が多いのも不思議です。飲み物だけでなく、温かいものと冷たいものが一緒に売られているのも不思議」と語っている。
「いちばん衝撃的だったのは、ふぐの白子」
ネタ探しは、まず自分自身の体験や自分で気がついたことから考える。会議をしたり、喋っている時に出てくる。食べ物にも驚くことが多いという。 「いちばん衝撃的だったのは、ふぐの白子。基本的には白子は日本くらいしか食べないでしょ。最初は『えっ』ってなりましたね。女の子がそんなん食べていいのって、男子はそういう目線で。中国でもけっこう話題になってた。とくに私は女性だから、ええ~っみたいな」(張さん) インターンシップで来ていた台湾の留学生からは、こんな意見も出た。「ビックリしたのは、日本の女子大生がみんな朝早く起きて化粧をしていること。モデルみたいにして。台湾では化粧をそんなにしていない。周りの留学生たちも来る前はぜんぜん化粧しない人が多くて、でも、帰る時はみんな化粧している。これはびっくりした。化粧文化が違いますね」 賛否両論の様々なコメントが入って炎上することもあるというが、動画を通じて文化の交流も広がっている。 「2011年、東北で震災が起こった時は、外国人の方は津波などで日本がものすごくえらいことになっていると思ってたみたいですが、その時、『大阪は普通やで』って発信しました。これはすごく意義があることかなと思ったんです」と池田社長。さらにまた、今までビックリをテーマに制作してきたが、これからは新しい商品や新しい流行りものなどの紹介も始めていきたいということだった。