西武の気になる“消極姿勢”…FA補強も早々撤退、阪神・原口獲得に「動くべきだった」の声
「球団にも様々な事情があるだろうが、若手育成には時間がかかり最低でも数年はかかる。株主やファンがその間も我慢して見守ってくれるのか。多くの資金をかけなくてもできることから動く必要性を感じる」(西武関係者) 巨額での獲得合戦が報道されていた阪神・大山悠輔のクラスを狙うのは難しいかもしれない。だが、同じく阪神からFA宣言した原口の今季年俸は3100万円(推定)。人的補償が必要ないCランクであり、出身地も地元の埼玉県だ。補強ポイントの野手だけにファンに「チームを強くしている」というメッセージを送るという意味でも必要だった選手かもしれない。 西武は1982年から1994年の13年間で11度のリーグ優勝、8度の日本一とかつてはプロ野球界の“最強チーム”として君臨した。近年でも2018、19年には「山賊打線」がチームをけん引して連覇を果たすなど、名門であるのは変わりない。大敗を喫した今こそ、現状での進むべき道をしっかり探さなければならない。ファン、関係者の誰もが強い西武の復活を待っていることは忘れて欲しくない。
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