【ディーラー生情報】ホンダN-BOX vs スズキ スペーシア:軽自動車のNo.1をめぐる“激アツ”バトルが勃発!
1位を守る(奪う)ためには、もうお互い仁義なき戦い(値引き勝負)をするしかない
松本:たしかに、比べるとそんな印象を持つユーザーは多いだろう。そこでホンダ側は“値引きでカバー”戦術を採ってくるとみていい。実際、2023年末、新型スペーシアが発売されたのをきっかけに、N-BOXの値引き条件は緩む傾向が出てきている。 ――具体的にはどんな感じですか? 松本:N-BOXの値引きの基本は5万円程度に設定しているディーラーがほとんどだ。もっとも、セールスマンに本音を訊くと「この程度の値引きで買ってもらえるとはまったく思っていない」そうだ。実際は10万円前後を出してくるケースが目立つ。 ――10万円ですか…ここからが勝負(笑)ですよね。 松本:ここからは攻め方しだいだね。タントやルークスをぶつけても反応は鈍いけれど、相手がスペーシアとなると、ホンダ側は本気になってくる。正直、付属品をたっぷり付けたら15万円引きでももの足りない。ズバリ、20万円超を目指したいところだ。 ――軽自動車で20万円オーバーとなると、気持ちがググッと動きますよね。スペーシアはどうですか? 松本:おとなしく商談すると「新型なのであまり値引きできません」なんていって、7~8万円引きでストップしてくるケースが目立つね。でも、相手かN-BOXとなると、とたんに「負けてなるか!」と上乗せしてくる。これまた付属品の値引きを含めて20万円オーバーが狙えるだろう。それに買い得なのはN-BOXとスペーシアだけじゃないよ。タント/ルークス/eKスペース/デリカミニといったクルマも競合交渉を仕掛ければ、“値引きで勝負”に出てくることは間違いない。 ――この秋はバリエーションが拡大されるN-BOXとスペーシアが台風の目になるでしょうから、つまり、軽スーパーハイトワゴンがまさに“買い頃、たたき頃!”ってわけですね。
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