最高額は誰だ! 23/24、日本人移籍金ランキング1~10位。夏と冬に新天地を求めた男たち。トップは?
2位:中村敬斗(なかむら・けいと) 生年月日:2000年7月28日 移籍先:LASKリンツ→スタッド・ランス 移籍金:1200万ユーロ(約16億8000万円) 23/24リーグ戦成績:12試合2得点1アシスト(スタッド・ランス) 2位にランクインしたのは日本代表の左WG中村敬斗だ。中村はオーストリアのLASKリンツで2022/23シーズンをリーグ戦31試合出場14ゴール7アシストという好成績で終え、昨夏に移籍金1200万ユーロ(約16億8000万円)でリーグ・アンのスタッド・ランスに移籍した。 移籍後の中村は怪我の影響で出場試合数をあまり伸ばすことができず、成績はここまで12試合出場2得点1アシストにとどまる。しかし出場した試合ではスタメンでの起用も多く、チームの主軸となっている。ドリブルでカットインして味方へのパスやシュートを放つなど、左サイドで存在感を発揮している。 中村はAFCアジアカップカタール2023のベトナム代表戦で左サイドからカットインして放った華麗なコントロールショットにより勝ち越し弾を奪った。怪我により三笘薫が出場できなかった中で、試合の悪い流れを完全に断ち切って勝利に貢献した。 中村はまだ23歳であり、クラブや代表での活躍によって評価を高めればより大きな移籍金で強豪クラブへ加入することもあり得るだろう。
1位:遠藤航(えんどう・わたる) 生年月日:1993年2月9日 移籍先:シュトゥットガルト→リバプール 移籍金:2000万ユーロ(約28億円) 23/24リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト(プレミアリーグ) ランキングの1位は日本代表のキャプテンである遠藤航だ。昨夏にリバプールがブンデスリーガのシュトゥットガルトから移籍金2000万ユーロ(約28億円)で獲得した。移籍当初は遠藤の加入に対して懐疑的な見方もあったが、現在はその評価を覆しつつある。 遠藤はシーズン序盤こそ途中出場が多くプレー時間も限られていたが、持ち味の対人能力の高さをプレミアリーグでも徐々に発揮していく。第14節のフラム戦では途中出場から同点弾となる豪快なミドルシュートを決め、シュトゥットガルト在籍時にチームの苦境を何度も救った勝負強さをリバプールでも発揮した。 チームメイトのアレクシス・マック・アリスターが負傷した影響もあり、フラム戦以降、遠藤はリーグ戦全試合にスタメン出場している。アンカーとしてフル出場した第17節マンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチでもデュエルの強さを見せつけて、相手の攻撃の芽を中盤から潰し、ボールを回収した。 現在プレミアリーグ暫定1位のリバプールはシーズン終盤にかけて苛烈な優勝争いを繰り広げていくと思われる。遠藤がこれにどのように関わっていくのか注目だ。
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