最高額は誰だ! 23/24、日本人移籍金ランキング1~10位。夏と冬に新天地を求めた男たち。トップは?
4位:渡辺剛(わたなべ・つよし) 生年月日:1997年2月5日 移籍先:KVコルトレイク→KAAヘント 移籍金:350万ユーロ(約4億9000万円) 23/24リーグ戦成績:20試合2得点2アシスト(ヘント) 4位にランクインしたのは日本代表CB渡辺剛だ。渡辺は前所属のコルトレイクでは2022/23シーズンをリーグ戦全試合フル出場で終え、サポーター選出のクラブ年間最優秀選手となった。その活躍により昨夏にベルギー強豪のKAAヘントへ移籍金350万ユーロ(約4億9000万円)でステップアップを果たしている。 渡辺はヘントでも継続的に試合に出場し続けており、まさに鉄人ぶりを発揮している。AFCアジアカップカタール2023の代表メンバーに招集されるまではリーグ戦全試合にフル出場し、2ゴール2アシストをあげて攻撃面でもチームに貢献していた。代表選出により渡辺が離脱している間、ヘントは公式戦で一勝もあげることができておらず、渡辺復帰によって立て直しをはかりたいところだ。 アジアカップでの出場はインドネシア代表戦の後半のみであった。しかし大会を通じてスタメンをはったCB陣のパフォーマンスは安定していたとは言い難く、今後の成長次第ではレギュラー争いに割って入ることができるだろう。
3位:上田綺世(うえだ・あやせ) 生年月日:1998年8月28日 移籍先:セルクル・ブルッヘ→フェイエノールト 移籍金:800万ユーロ(約11億2000万円) 23/24リーグ戦成績:13試合1得点0アシスト(フェイエノールト) ベルギーのセルクル・ブルッヘで2022/23シーズンのリーグ戦をプレーオフ含め40試合出場22得点2アシストという好成績で終え、昨夏にオランダの名門フェイエノールトに加入した上田綺世が3位にランクインした。移籍金は800万ユーロ(約11億2000万円)とされている。 フェイエノールトで背番号9を与えられた上田のプレーに注目が集まったが、ここまでリーグ戦では先発出場は無く、13試合の出場でゴールは1にとどまる。上田のライバルとなるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが19試合出場19ゴールという成績を残しているだけに、スタメン奪取は難しい状況だ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ5試合に出場するも、限られた出場時間の中でヨーロッパの強豪相手に得点することはできなかった。 日本代表はAFCアジアカップカタール 2023でベスト8敗退となったが、上田は大会を通して4得点し、イラン代表戦ではポストプレーによって守田英正のゴールを演出するシーンも見せた。FWとして高い能力を持っているだけに、クラブでもシーズン終盤に巻き返しを見せたいところだ。