敵地での第１レグは２－２のドロー

躍動したヴィニシウス。ホームでもゴールを奪えるか。（C）Getty Images

　現地時間４月30日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第１レグで、レアル・マドリーはバイエルン・ミュンヘンと敵地で対戦。２－２のドローで終わった。 【動画】クロースの圧巻アシストからヴィニシウスが先制弾！ 　全得点を叩き出したのが、ヴィニシウス・ジュニオールだ。まずは24分、トニ・クロースの絶妙なスルーパスで抜け出し、ワンタッチフィニッシュ。鮮やかに先制点を叩き込むと、後半序盤の連続失点で同点に追いつかれて迎えた83分には、PKをきっちりと成功させた。 　欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、圧巻の活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選出された23歳のブラジル代表FWは試合後、インタビューに対応。イーブンでの折り返しを受け、思いをこう伝えた。 「我々は常に勝つためにプレーし、勝ちたいと思っているが、チャンピオンズリーグがどのようなものか知っている。ボールを手放してはいけないし、失点も許されない。優位に立とうとするトップ・ライバルが常にいるからね。この結果を受けて、頭を整理し、今の立ち位置に満足し、セカンドレグまでにできる限り休養する必要がある」 　ヴィニシウスはまた、自身の得点をピンポイントパスでアシストしたドイツ代表MFに言及。34歳の超絶技巧を絶賛した。 「クロースがくれたパスは、なんという贈り物だったのだろう。僕たちはトレーニングの中で、このようなプレーによく取り組んでいる。彼とは本能的に理解し合えるんだ。今、ファンは僕らを応援し、勝利に導こうとしてくれている。サンティアゴ・ベルナベウで魔法のような一夜にしなければならない」 　その本拠地で行なわれる第２レグは、来週の８日。ドイツの巨人を打ち破り、史上最多を更新する15度目の欧州制覇に王手をかけられるか。意気軒高なセレソン戦士の活躍に期待したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部