【DeNA】三浦監督がルーキーに訓示 自身を振り返り「一番大事なことはケガをさせないこと」
DeNAの新人合同自主トレが8日から横須賀にある練習施設「DOCK」で始まり、三浦大輔監督(51)がルーキーたちに訓示した。 「これからは野球が仕事になってくる。いい時も悪い時もすべて横浜DeNAベイスターズの名前が関わってくる。その選手であることを忘れずに、誇りを持って人生を生きていってほしい」 指揮官の熱い言葉を胸に、ドラフト1位の竹田祐投手(25=三菱重工West)らはキャッチボールやランニング、ノックなどで汗を流した。即戦力の期待がかかる竹田は目標を聞かれ「160キロを出したい」と宣言した。 張り切る新人たちを見守る三浦監督に、自身が高田商高(奈良)からドラフト6位で入団した1992年の合同自主トレを覚えているかと聞いてみた。 「覚えてますよ。メチャクチャきつかった。これがプロの練習かと。今は自主トレだからまだまだこんなもんじゃないよと先輩方に言われてね。足も遅かったし、走るのも苦手でしたから、ついていくのに必死でした」 だが、今はとても同じ練習はやらせられない。「一番大事なことはケガをさせないことだから。だけど、ケガを怖がっていてばかりでは上に行けないので、その見極めが難しい。そのためにトレーナーやコーチのスタッフがいるわけですけど」。そんな現役時代を生き延び、昨年は日本一監督となった。各方面から引っ張りだこで「野球人生で一番忙しいオフ」となり「丸一日何の予定もなかったのは1、2日」だったという。 初詣で引いたおみくじは去年と同じ「中吉」。今季は27年ぶりのリーグ優勝と日本一の連覇なるか。ドラ1右腕・竹田の育成にその一端がかかっている。
赤坂英一