【50代、3カ月で「使える筋肉」を増やす⑩】60kg超の固太り52歳と、細くて筋肉がつかない51歳、二人の実践でわかった! 筋肉を増やし、若い体になるために必要な7つのこと
40代、50代は、硬いままトレーニングを始めないこと。実際、小川さん、安川さんの場合も、ほぐす・緩めるという宿題からスタートした。運動と呼べるような運動をしたのはだいぶたってからのことだった。 どこもかしこも硬くなっていて、フォームローラーでリリースするのが痛くて大変だった、固太り系の小川さん。1カ月以上たって、ようやくエクササイズのできる状態になった。
②体重が減ったことを単純に喜んではいけない 特に痩せたい人にあるあるなのは「筋肉を増やしたい」と言いながらも、どこかで「体重を減らしたい」と考えていること。注目すべきは体重ではなく、筋肉の量であることを忘れずに。 同じ体積の筋肉は脂肪よりもかなり重いので、筋肉がつけば体重は増える。その分、脂肪を減らすことができればいいのだが、脂肪を減らす目的でダイエットをしても、食物を控えたりすることで筋肉が落ちてしまうことがほとんど。筋肉が落ちると代謝が悪くなり、ますます脂肪がたまりやすくなる。 加えて、タンパク質をある程度食べても、筋肉を落とさないようにするのが精一杯で、筋肉を増やすことはとても難しいものだ。 太っている痩せているにかかわらず、まず必要なのは筋肉量の管理。体重だけでなく、体脂肪や筋肉量、骨量など人間の体の組成を計測するための「体組成計」を使うことだ。 測定項目はその機器によって違うが「体脂肪量」と「筋肉量」がわかると便利。わざわざ新たに買いたくないという人は、最低でも、体重と体脂肪率だけ測定することができる体重計なら、そこから筋肉量と脂肪量は自分でもおおまかには算出できる。 ●脂肪量=体重×体脂肪率 ●およその筋肉量(正しくは除脂肪体重)=体重―脂肪量 これで管理してももちろんOK。でも、いちいち計算するのが面倒だし、徐脂肪体重は内臓や骨や水分も含まれている値で、正確な筋肉量ではなく、筋肉量のプラスマイナスの目安なので、やはり自動で表示される体組成計が便利!
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