行きつけのベーカリーオーナーが「実の母親」だった! 米シカゴの50歳男性のビックリ体験が話題に
米シカゴに住むバマー・ハンターさん(50=写真右)には、10年ほど前から通っているお気に入りのベーカリーがあった。自宅から1ブロック離れたところにある「ギブ・ミー・サム・シュガー」だ。 【写真】どうやって? カナダ人男性を心肺蘇生法で救ったのは飼い犬だった バマーさんはこのベーカリーの焼き菓子「レモンバー」が大好物で、女性オーナーのレノア・リンジーさん(67=同左)と交わす温かい会話も楽しみにしていた。 バマーさんは15年ほど前、偶然、自分が赤ん坊の時に養子に出されたことを知り、最近になってルーツを探るために遺伝子検査を受けた。 その結果、同じシカゴに住むある女性が母親であることが判明。バマーさんは自分から連絡を取るとショックを与えると考え、女性が事実を知り、心の準備ができた時に先方から自分に電話をかけてもらうよう、検査サービスの設定をしていた。 そしてしばらくしてバマーさんのスマホに電話が入った。相手は「ギブ・ミー・サム・シュガー」との表示。 あれ、今日は何も注文してないけどな……と電話に出ると、聞き慣れた女性オーナーの声が「私があなたの生みの母です」と告げた。一瞬、頭が真っ白になったバマーさんだが、レノアさんが実の母親であることを理解し、ビックリ仰天! そして、自分が「店の常連客のバマー」であることを伝えると、今度はレノアさんが驚きの声を上げて泣き始めたという。 レノアさんは17歳の時にバマーさんを出産したが、育てられない事情があり、泣く泣く息子を養子に出したという。そして今、思いもよらない形で再会を果たし、レノアさんはそれを「運命」だと感じている。 レノアさんは地元メディアに「今になって息子と一緒にいられるのは、ただただ神のご意志だと思います」と涙ながらに語った。 再会を果たした時、レノアさんは健康を害していたため、バマーさんにはパンや菓子作りの経験はなかったが、母親を手伝うことを決意。現在「ギブ・ミー・サム・シュガー」で一緒に働いている。 この話は最近になって複数の地元メディアが報じたため、心温まるニュースとして話題になっている。 ◇ ◇ ◇ 予期せぬ奇跡の再会に思わず涙、涙……もっと読みたい人は以下の■関連記事もどうぞ!