運動後のつらい筋肉痛をやり過ごす3つの方法
エクササイズのルーティンを継続する上で一番大変なのは、「エクササイズをはじめること」かもしれません。 でも、次に大変なのは筋肉痛であっても、「次の」エクササイズに取りかかることです。 だからといって、サボってはいけません! この状態で運動を休んで家にいることは、ベストの選択ではないのです。
「通常範囲の筋肉痛」の症状を知る
運動した次の日に感じる筋肉の痛みは、遅発性筋肉痛(英語の頭文字をとってDOMS)と呼ばれます。主観的にはかなりの痛みが感じられることもありますが、実は、それほど深刻な症状でありません。 通常の遅発性筋肉痛の場合は、痛みに以下のような特徴があります: 朝起きた時、あるいは一定の時間、動かずに座っていた時が一番痛む。体を動かすと痛みが和らぐ。筋肉を使い、なおかつ、筋肉を伸ばす動きをすると痛む。痛みの原因となった運動をした日から「2日後」に痛みが一番ひどくなることも多い。 筋肉痛を引き起こす疾患はほかにもあるので、通常の遅発性筋肉痛のレベルに収まらない体の変調を感じた時は、医師の診察を受けてください。
筋肉痛でも、運動を休むのは禁物
筋肉痛と完全に縁を切るには、運動に体を慣らすほかありません。そして、「再び運動をはじめる気持ち」になるまでに毎回1週間の間が開くようでは、体が慣れることなど決してないのです。 というわけで、再びジムに足を運ぶ、あるいはランニングに出かけるなど、今日予定していたエクササイズをきちんと実行しましょう。 それに、今日運動したあとに感じる痛みは、その前とは比べ物にならないほど軽くなるはずです。 科学者たちはこの現象を「繰り返し効果(Repeated bout effect:RBE)」と呼んでいます。つまり、トレーニング(正確には「bout」と呼ばれる1回のトレーニング)を重ねるほど、次回のトレーニングで起きる筋肉痛が緩和されるということです。
「アクティブな休息」をとる
まだ筋肉痛の痛みが引かない間に、予定していた休息日を迎えたら、あなたはおそらく「よし、今こそ体を休めるタイミングだ」と思うでしょう。 しかし、筋肉痛の痛みは、体を動かしたほうが和らぐものです。ですから、トレーニングに関して特に目標を設けていない場合でも、体を動かしたほうが体調は良くなるでしょう。 ですから、ぜひウォーキングに出かけてください。私も、体調がすぐれないときはウォーキングをすることにしています。 また、サイクリングマシンを使える人なら、低めの負荷で脚を動かすと、痛みが和らぐことが多いようです。