スーパーフォーミュラ“第1回瑶子女王杯”開催に際し、瑶子女王殿下が会見にご臨席「業界全体が活気あふれるものになれば」
7月20日、21日、富士スピードウェイで開催される第1回瑶子女王杯スーパーフォーミュラ第4戦。皇族の名が冠された記念すべきレースとなるが、20日は大会特別名誉総裁である瑶子女王殿下が会見に臨まれた。 【動画】2024年スーパーフォーミュラ第3戦SUGO:決勝ハイライト 瑶子女王殿下は、スーパーフォーミュラのプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久社長、そしてシリーズの戦略パートナーであるデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の執行役、三木要氏とプライベートでお会いしたという。そこで殿下がスーパーフォーミュラの取り組みに共感されたことが、今回の女王杯開催に繋がったようだ。 モータースポーツにはかなりの関心をお持ちとのことで、日常的にモータースポーツ関連のニュースをチェックするだけでなく、これまでも度々サーキットにお越しになっているという瑶子女王殿下。会見の中では次のように述べられた。 「今回のレースが瑶子女王杯になり、その杯を争うということで、『私でいいのだろうか』という不安は未だにあります。ただ、モータースポーツでこのような形式をとっているところはないので、杯があることで良い意味で注目が集まり、スーパーフォーミュラ、そしてモータースポーツ界全体が活気あふれるものになれば良いなと思っております」 さらに瑶子女王殿下は、モータースポーツをより盛り上げていくための課題についても認識されており、「車の音が大きいこと、交通の便が悪いのは仕方のないところもあると思っていますが、サーキットやその周辺の環境を良くしていかないと、選手の皆様が最高のパフォーマンスを発揮するのが難しく、遠くまで応援に来てくださる方にも申し訳ないのではないかと思います」、そして「まずは深夜帯でも良いと思いますが、スーパーフォーミュラがテレビで見られるようにしてほしい。選手の皆さんのモチベーションになると思いますし、応援してくださっている方としても毎回会場に足を運ぶのは簡単なことではないと思います」などと述べられた。
戎井健一郎