【初のトライアウト】37歳・陽岱鋼ノーヒットも充実感「待つのが楽しみ。勉強になった部分もたくさんある」 特大レフトフライにファンどよめき
日本ハムや巨人でプレーし、現在はオイシックス新潟に所属する陽岱鋼選手が14日、プロ野球12球団合同トライアウト(ZOZOマリン)に参加。シート打撃では4打席に立ち、3打数ノーヒット2三振1四球の成績でした。 引退会見を行った梶谷隆幸氏 第1打席はレフトフェンス手前まで飛ばす大きなレフトフライ。「(スタンドまで)いってほしかった。ヒットだったら気持ちよかった」と唇をかみしめましたが、駆けつけた3420人のファンをどよめかせました。 第2打席は15年のドラフト1位広島・岡田明丈投手を前に空振り三振に倒れると、その後も四球と空振り三振で快音を響かせることはできませんでした。 「純粋に野球が好き」と37歳にして初のドライアウトに臨んだ陽選手は「一緒にやっている選手がどんな気持ちでトライアウトに向けて準備しているか、どういう気持ちでプレーしているか、見て感じたいと思って申し込んだ。0安打で終わったんですけど、勉強になった部分もたくさんあるので、来年に向けていいスタートを切れるように準備していきたい。きょうの打席でいろいろ経験させてもらって本当によかった」と悔しさとともに充実感をにじませました。 今後については「(連絡を)待つのは楽しみもあるが期待しない方がいいとも思う。(これまでと)同じ日々を過ごしたい」と話しました。 陽選手は日本ハムや巨人でNPB通算1322試合に出場。打率.270、1164安打、105本塁打、482打点、141盗塁をマークしたほか、4度のゴールデングラブ賞も獲得しました。21年オフに巨人を自由契約になると、2年間アメリカの独立リーグでプレーしました。 今季、3年ぶりに日本球界復帰を果たすと、NPB2軍に新規参入したオイシックス新潟でプレー。72試合に出場し、打率.232、1本塁打、13打点の成績を残しました。