剛腕女王・竹中絢音、初のプロマッチで感じた「魅せるアームレスリング」の難しさとプロの在り方
――竹中さんは以前から「世界最強」を目指しつつ、アームレスリングのプロになる未来を見据えてらっしゃいました。今回のプロ戦で手ごたえをつかんだ点はありますか。 「試合もそうなんですけど、試合の前に選手や主催者など関係者全員で集まって、プロの在り方について考えを話し合う機会があったんです。そこで、プロとしてアームレスリングを見せていく中で、どれだけ選手ひとりひとりを認知してもらうかという課題が見えたりしました。たとえば選手のキャラクターを立たせて、アームレスリングを知っているコアなファンだけでなくて、より一般層のファンをつくれるかなど、具体的な話も出たりしました。そういう話を通して、プロに必要なのは強さだけじゃないと思いましたし、考え方がかなり変わりましたね」 ――それは貴重な経験でしたね。今後の目標としてはどこを目指していきますか。 「今回は負けてしまったんですけど、今年の秋にもう一度『EAST VS WEST』で今回戦った相手とタイトルマッチをさせてもらえるという話をいただいたので、そこに向けてまたがんばっていきたいと思います。8月にはWAF世界大会もあるので、そこでしっかり勝ってリベンジマッチに臨みたいです」