海外で働きながら語学力アップ“理想と現実”……滞在期間1年“ワーホリ”に若者が注目『every.16時特集』
■渡航者数が最多のオーストラリアへ
実際にワーホリで海外に向かった若者は、どんな生活をしているのでしょうか。ワーホリでの渡航者数が最も多いというオーストラリアを取材しました。 シドニーで出会ったのは、2023年5月からワーホリを始めた、濱口さん、26歳。 every. 「いま着ている緑の服ってなんですか?」 濱口さん(26) 「これは病院の制服です」 日本で看護師をしていた濱口さん。オーストラリアでの仕事は、看護師のサポートをする「アシスタントナース」です。この日は勤務前にスーパーで買い物。 濱口さん(26) 「(英語)鶏肉を500グラムください」 日本にいる頃は、なかなか英語が上達しなかったといいますが、今では日常会話はお手の物。濱口さんがスーパーで気にしていたのは… 濱口さん(26) 「この黄色いのが貼られているのが割引のシールで、おいしそうで安くなっていたら買う」
■物価高く贅沢できないが給料は…
節約のため、食事はほぼ自炊。給料を聞いてみると… 濱口さん(26) 「(手取りで)月50万円くらい…日本にいた時の大体、倍近く」 しかし、オーストラリアは日本以上に物価高が続いていて、月50万円の給料をもらっていても、贅沢な暮らしはできないといいます。 自動販売機で売られているミネラルウォーターはおよそ450円。こちらのオムライスは2400円。 濱口さん(26) 「今まで安いと思って買っていたものが、いつの間にかそこまで安くなくなっていたりとかするので、前よりも気軽に物を買いづらくなった」
■日本とは働き方に“大きな違い”
それでも、日本との働き方の違いに魅力があるといいます。 濱口さん(26) 「シフトの時間しか病院にいないので、日本みたいに早めに来て着替えて、患者さんの情報を収集して、みたいなのが全部ない」 日本では早めに職場に来て、準備していたといいますが、オーストラリアではシフト通りに働き、残業もありません。 every. 「きょうは仕事何時から?」 濱口さん(26) 「きょうは午後2時から始まります」 every. 「何時に出勤すればいいんですか?」 濱口さん(26) 「うーん、午後1時57分ぐらいですかね」 将来は、ワーホリで培った英語力を活かした仕事をしたいそうです。