衣替えにも戦略を! 東大卒収納コンサルタントが説く洋服・家電類入れ替えのコツ【米田まりなさん連載】
「雑貨・家電」「その他」の片付け方
衣服の入れ替えだけが衣替えではありません。それに付随して、小物・家電などの整理も進めていきましょう。季節ごとに見直したいアイテムのチェックリストを以下に作成しました。 □季節家電(加湿器、ヒーター、電気カーペット) □布団・寝具(羽毛布団、厚手のシーツ) □マフラー、帽子、手袋 □スキー・スノボ、アウトドアグッズ □靴(ブーツ) □かばん(秋・冬用デザインのもの) □カーテン □ラグマット、じゅうたん、ソファカバー □調理器具(鍋セット、巻きす) □行事用品(クリスマス、正月) 他にも、子供のおもちゃやペットの衣服など、季節ごとに使用頻度が変わるものがないか、家の中を総点検しましょう。 衣服以外のカテゴリーのもの全て「すぐ使うものは余裕を持って手の届きやすい場所に、すぐ使わないものは箱に詰めて押し入れへ」というのが原則です。次のシーズンまで使わないけれど、取っておきたいと思うものは、箱に詰めて押し入れにまとめましょう。 上記は季節ごとに入れ替えるアイテムですが、同じタイミングで「書類・本」「思い出の品」「食品」など、通年で使用できるアイテムについても併せて点検をしたいものです。季節性はなくても、「自分にとっての旬」や「物理的な使用期限」はどのカテゴリーに対してもあるもの。 全てを出して点検するのは大変ですので、「今シーズン手に取りたいものだけ、手に取りやすい場所に持ってくる」という形で入れ替えるだけでもOKです。書棚や書類ケースの中で、「これから見返すことはない」と思うものがあれば、季節変わりのタイミングに処分をしましょう。
衣替え時期に行いたい掃除
モノの整理整頓が済んだら、最後の仕上げは掃除です。まずは衣服の入れ替えに合わせて、クローゼット・タンスを掃除します。 モノがギュウギュウに詰まっていると、普段なかなか細かい部分まで掃除しきれませんが、毎日着る洋服の保管スペースがほこりだらけでは、体にも悪影響が出ます。衣類の入れ替えに合わせて、衣装ケースなどを動かして、掃除機をかけ、雑巾掛けをしておきましょう。 季節家電の掃除も忘れずに 季節家電も入れ替えにあたり掃除が必要です。エアコンの試運転、清掃はすでに済んでいるでしょうか? 夏本番に不具合が生じても、業者側は繁忙期ですのですぐに修理をしてもらえないことも多いです。 今のうちに掃除を済ませておきましょう。自力で掃除するのが難しい場合は、掃除代行サービスを利用します。 加湿器やコタツなど、冬季に利用していた家電を収納する際にも掃除が必要です。掃除が行き届いていないまま保管してしまうと、カビの原因となるので、製品の取扱書を見ながら丁寧に掃除をしていきます。 衣替えが終わった頃には、梅雨の季節に突入します。除湿器、サーキュレーター、扇風機など、すぐに使い始められるよう試運転をしておきましょう。ほこりをかぶっている場合は、掃除がまず必要です。 せっかく整った新居での生活も、衣替えでの物の入れ替えを怠ってしまうと、あっという間に散らかってしまいます。梅雨前の対策としても、クローゼットにはギュウギュウに服を詰め込まず、余裕のある状態としておきたいですよね。 戦略的に衣替えを進めることで、部屋が整うだけでなく、朝の時間短縮にもつながります。まずはハンガーラックを測るところから、衣替えをスタートさせましょう。 >>【第1回】引越しするなら年末大掃除に合わせて片付けを >>【第2回】賃貸物件の部屋探しや内見のポイントを解説 >>【第3回】引越し前の荷造りのコツや手順、効率的な進め方 >>【第4回】新居の生活が整う”戦略的”荷解きとは? >>【第5回】引越し後の1カ月が勝負!新居の整理収納方法 >>【第6回】すぐ散らかってしまう…悩み多き片付けをどうすべき?
米田まりな