【陸上】男子400mはブダペスト世界選手権代表・佐藤拳太郎、中島佑気ジョセフ、佐藤風雅が決勝へ/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 日本選手権の優勝者をチェック! 第108回日本選手権の3日目が行われ、男子400m予選では昨年のブダペスト世界選手権代表の佐藤拳太郎(富士通)、中島佑気ジョセフ(富士通)、佐藤風雅(ミズノ)の3人が順当に最終日の決勝へ進んだ。 45秒69で1組2着だった佐藤拳は前半からスピードを出していく組み立てに挑戦したが、「そこで力を使い過ぎて、後半に余力があまり残っていませんでした」。左のアキレス腱にやや不安があるものの、「これから修正して、目標の44秒5以内を出せるようにしていきたいです」と集中力を高めた。 序盤から快調にレースを進めて2組1着(45秒16)だった中島。「予選で少し動きがなまっていたところはありました。決勝でもう少し上げていきたいです」と話す。決勝ではパリ五輪の参加標準記録(45秒00)を目標に挙げつつも、「自分が今までアメリカでやってきたことを試合で発揮できれば」と足元を見つめる。 佐藤風は45秒79で3組を1着で通過したが、「昨日まで『本当に大丈夫かな』とビビっていました」と冗談交じりに吐露。約1ヵ月ぶりの実戦で、「自分の強みである前半の感覚はいい。(代表入りへ)精神的なプレッシャーはすごいですが、それを跳ね返せたら結果が待っていると思う」と力強く話した。 決勝は最終日の午後5時35分から行われる。
月陸編集部