大谷翔平47盗塁 24企図連続成功、驚異の盗塁成功率92・2% 残り18戦「50-50」へまた前進
「ドジャース4-10カブス」(9日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(30)が本拠でのカブス戦の三回に二盗を成功させ、シーズン47盗塁を記録した。これで24企図連続失敗なし、驚異の92・2%の盗塁成功率。本塁打数と合わせて「46-47」とし、前人未到の「50-50」の偉業に向かってまた一歩、前に進んだ。 ユニホームの胸や尻、左膝にべったりついた赤茶色の泥は勲章だ。3点を追う三回。四球で出塁した大谷が次打者ベッツに2球目が投じられると同時に一気に加速した。右腕・ヘンドリックスの投球動作を盗んだ完璧なスタート。6試合ぶりの快足発揮で楽々と二塁を陥れた。 これで24企図連続失敗なし。7月22日のジャイアンツ戦でシーズン4度目の盗塁死を記録して以降、必ず成功させている。51分の47。成功率を92・2%まで上昇させた。 前日のガーディアンズ戦で特大弾を放ち、「46-46」に伸ばしたばかり。盗塁に関してはことあるごとに持論を口にしているが、8月23日のレイズ戦で史上6人目の「40-40」を達成した夜にはこんな話をしている。 「盗塁に関してはやっぱり失敗しないことを第一に考えながらやりたい」。個人記録のためのパフォーマンスではなく、「勝つための手段としてやりたい」とも言った。 この日は2戦連発はならなかったが、五回と七回に安打を放ち、2試合連続、52度目のマルチ安打を達成した。5点を追う七回には打者ベッツとランエンドヒットを決めて三進。犠飛でこの日2度目のホームを踏んだ。 シーズン18試合を残し、年間ペースを51本塁打&52盗塁とした。10日はド軍・山本とカ軍・今永がそろって先発登板。大谷と鈴木がスタメンで起用されれば、日本選手4人の同時出場が実現する。注目の一戦となるが、主役の座は譲らない。