「議員にとって、祭りには深遠な意味がある」年150回地元の祭りに通った豊田真由子・元衆院議員が激白!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
地域に受け入れられて初めて、声を聞かせてもらえる
「選挙で神輿を担ぐのが、パフォーマンスとかあざ笑うのはやめてください。奥深さを政治家の苦悩をお伝えせんがためにここにやってまいりました」と宣言する豊田さん。 MC伊藤「そこまでするのは、(地域の人々と)関係性があったほうがいいから?」 豊田さんは「お祭りや会合に出るのは、じっくり聞けないけれど、貴重なコミュニケーションの場ではあった」と振り返ります。 豊田さんは「地域の課題を膝詰めとまではいかないけれど、小学校のトイレが老朽化してとか、荒川の土手の草刈りが追いつかなくて治安が良くないみたいなお話を聞くと、その場でメモをして、あとで連絡をもらうようにしていました。ふだん、そういうお話を聞けるオープンスペースはないんですよ」と説明します。 豊田氏「面識がないと相談しようと思わないでしょ?まったくコンタクトポイントがないと、相談したくてもできないでしょ?議員事務所に電話を掛けてくる人はほとんどいないわけですよ。だから、そういう場所に声を拾いにいく」 大きくはありませんが、福祉センターでもお祭りをやります。そういうところに来られるかたの困りごとがとても多いので、そこをきっかけにして、施設や団体のところに顔を出してお話を聞くようにしてきたと振り返ります。 宴席でコンパニオンを呼ぶしきたりも、声を聞くきっかけにつなげたと豊田さんは語ります。 豊田氏「仲良くなったコンパニオンさんと並んで私も挨拶すると、場が和むんです。女性議員が来た時に、どうされたら心が楽かなと」 宴席で知り合ったコンパニオンの店に足を運び、彼女たちの困りごとを聞きに行ったところ、「議員が店に来て、話をすることはなかった」と感謝されたのだそう。「私がどん底の時も励ましてもらった」と懐かしそうに語ります。 豊田氏「議員は声を聞くって言うじゃないですか。でも車に乗って、マイクでわめいているだけじゃ声は聞けないんですよ絶対。あれこそパフォーマンス。実際会いに行って、一対一でお話を聞かないと、声なんて絶対聞けない。そのために地元に帰っている」 MC伊藤「ネット時代でもリアルに会うからつながる関係もあるんですね」 「SNSいいじゃないかっていうけれど、自分のSNSに来てくれる人なんて、自分にすごく関心があるか嫌いかのどっちか。祭りに出かけ、一般の人に自分からアプローチすることとはアプローチする目的が違う」と豊田さんは、リアルで会いに行くことの合理性を説明します。 「選挙ポスターの話には改善策があるし、不断の見直しが必要だけど、世の中でいうほど全部ネットにというのは簡単にはいかない……横並びでできればいいけれど、そうでなければサボっていると言われかねない」と豊田さん。 豊田氏「今は皆さまのお役に立てないけれど、国民の皆さまと政治のあまりにも大きな溝をちょっとでも埋めたいかなあと思ってやってます……」 公選法の改正にも注目したいところです。そして議員の皆さんの活動にも、温かくご注目ください!