「議員にとって、祭りには深遠な意味がある」年150回地元の祭りに通った豊田真由子・元衆院議員が激白!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
「何万もの後援会員の、ひとりひとりを深く知るのが議員」裏目に出て身体を壊してしまう
豊田さんは当時を「祭りって、主催からしたら年に1回の晴れの日。この日のためにやってきた、誇らしい晴れの場。その誇りの場所には、全部行かなきゃって思っていた」と振り返ります。 豊田氏「それが何のためなのかっていわれると……国民の方から見るとパフォーマンスに見える気もわかるが、そんなに生やさしいものではない」 豊田さんは「お祭りはねえ、奥が深いんですよみなさん!議員にとってのお祭りって、深遠なる意味があって」と力を込めます。 いわゆる落下傘候補だった豊田さんはもちろん、議員にとって選挙区のすべてがホームであることはほとんどありません。また、「普通に生きていて、何万人もの後援会はない」というほど、議員になると付き合いの場が一気に広がります。 お祭りもお葬式も、議員にとっては「転校生が少しずつみんなと喋れるようになって、遊びに行くのに混ぜてもらえる苦難の歴史」だと豊田さんはたとえます。 それでも、ネット社会の今、祭りや葬式に行くのは票狙いだ、政策など考えていないのだろうという批判は後を絶ちませんが、「票が欲しいというより、お世話になった方の関係者を思うから」と反論します。 豊田氏「何万人もの後援会員の、ひとりひとりを深く知る。普通の世界とはレベル感が違うのが政治の特殊性」 「お世話になっている方のお葬式に行くのが基本。支援者や地元の方のご家族を悼む気持ちでお葬式に行く。本質的には支援者やお世話になった方に行ってるだけで、皆さんとやっていることは同じはず」と豊田さんは反論します。 ただ、それが行き過ぎて身体を壊してしまったとも反省します。 豊田氏「1日30件のお祭りの、大きいところ5件くらいを自分で回り、あとは事務所の人に任せるのは、当時は卑怯だと思った。でも、議員として残っている人はそれができる人でした」 豊田氏「(全部回るのは)心身が疲弊しておかしくなるんですよ。身体も壊すし心も壊す。おすすめしない」 「私は申し訳ないと思ったし、去年来たのに今年来ない、えらそうにって思われるのが怖かったし、何より、汗だくでお祭り頑張っている人に応えたかった」と当時を振り返りますが、議員を続けられなくなり「お役に立てなくなって申し訳ない」と小声でつぶやきました。