歴代最高は誰だ!? 日本人、欧州CL出場試合数ランキング1~10位。世界最高峰の舞台に名を刻む男たち
9位:前田大然(まえだ・だいぜん)
生年月日:1997年10月20日 CL出場クラブ:セルティック(スコットランド) CL通算成績:11試合1得点1アシスト 9位には、2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦で待望の初ゴールを記録した前田大然がランクインした。 2022年冬に横浜F・マリノス時代の恩師であるアンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックに移籍した前田は、指揮官と日本時代から相思相愛の関係だったこともあってすぐ主力に定着した。 得点王を獲得したJリーグ時代と比べると得点関与の数は大きく減ったが、豊富な運動量とスピードを活かしたサイドでの献身的なプレーを武器に、監督がブレンダン・ロジャーズに交代した後も欠かせない選手となっている。 リーグ戦では連覇やダービーでの勝利などに貢献してきた前田だが、CLの舞台では苦戦を強いられている。初挑戦となった2022/23シーズンは6試合で0得点0アシスト、2023/24シーズンは4試合で0得点1アシストに留まっていた。 それでも2024/25シーズンのスロバン・ブラチスラバとの初戦では、旗手怜央からパスを受けると、相手GKとの1対1を冷静に沈めて待望の初ゴールを記録。3年目の挑戦は好スタートを切ることに成功している。 今シーズンもCLに挑戦している前田は、9月25日時点でリーグ通算11試合に出場している。古橋亨梧や旗手らと同じく不動のスタメンであり、仮にリーグフェーズ全試合に出場するとなればこのランキングのトップ5入りの可能性も見えてくる。
8位:本田圭佑(ほんだ・けいすけ)
生年月日:1986年6月13日 CL出場クラブ:CSKAモスクワ(ロシア) CL通算成績:11試合3得点3アシスト 8位には、CSKAモスクワ時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場歴がある本田圭佑がランクインした。 オランダのVVVフェンロを経て2010年1月にロシアの名門に加入した本田は、CLデビュー2戦目となったセビージャとの決勝トーナメント1回戦2ndレグで世界を驚かせた。 前半にチームメイトの得点をアシストという形でお膳立てすると、55分にゴールまでおよそ25mの距離から後に彼の代名詞となる「無回転FK」を叩き込んだのだ。このゴールでセビージャ相手に勝利したCSKAモスクワは、このシーズンに優勝を果たしたインテルが待つベスト8へと駒を進めた。 2度目のCL出場となったのが2011/12シーズン。しかし、このシーズンは右膝の半月板損傷の影響もあって満足のいく出場機会を得ることができず、CLもレアル・マドリードとの決勝トーナメント1回戦1stレグのみの出場に留まった。CSKAモスクワ在籍ラストシーズンとなった2013/14シーズンに3度目のCL出場を果たし、グループリーグではPKながらバイエルン・ミュンヘン相手にゴールを記録。チームは苦しんだが、本田本人は6試合で2得点2アシストとまずまずの結果を残した。 その後、移籍したミランでは当時のレギュレーションの関係もあって2013/14シーズン後半戦のCLには出場することができず、チームも低迷期を迎えたこともあって一度もCL出場が叶わないまま退団となった。そのため知名度や実績からすると、やや少ない通算11試合の出場に留まっている。