【甲子園】京都国際が初優勝 京都勢「平安」以来68年ぶりの夏V 小牧監督「春に負けて1球の重みを知った」延長タイブレークで関東第一退ける
第106回全国高等学校野球選手権大会の決勝は8月23日、平年より早い午前10時から始まりました。 東東京代表の関東第一、京都代表の京都国際、いずれも粘り強く戦って、決勝の舞台にコマをすすめてきました。勝てばどちらも初優勝となります。 先行:京都国際 1 レフト 金本祐伍 2 セカンド 三谷誠弥 3 センター 澤田遥斗 4 ショート 藤本陽毅 5 ライト 長谷川颯 6 ファースト 高岸栄太郎 7 キャッチャー 奥井颯大 8 サード 清水詩太 9 ピッチャー 中崎琉生 後攻:関東第一 1 センター 飛田優悟 2 ライト 成井聡 3 レフト 坂本慎太郎 4 サード 高橋徹平 5 ファースト 越後駿祐 6 セカンド 小島想生 7 キャッチャー 熊谷俊乃介 8 ショート 市川歩 9 ピッチャー 畠中鉄心
◆決勝は投手戦 0-0でタイブレークへ
関東第一の畠中、京都国際の中崎とも、両先発が実力を見せて投手戦のまま9回裏へ、関東第一は2アウト満塁のサヨナラの大チャンスを迎えるも、京都国際が大ピンチをライトフライでしのぎます。 9回まで京都国際ヒット7本、関東第一がヒット4本で、0-0のpままタイプレークに進みました。 10回表の京都国際。中崎に変えて代打に立ったのは2年生投手の西村でした。前進守備を突く強打で、三塁手の頭上を抜くヒット、無死満塁とします。続く1番金本が坂井投手から四球を選び、押し出しで京都国際が待望の先取点を奪いました。1-0。 ここでマウンドは坂井から大後に。2番三谷のライナー性のライトフライでランナーがタッチアップから生還、2-0。タイムリーヒットなしで2点を奪いました。 続く澤田のセンター前ヒットで再び満塁とするも、ここは関東第一の中後投手が粘って、4番、5番を打ち取ります。
◆10回裏 関東第一の攻撃は…
関東第一はタイブレークからバント。西村投手が処理にもたついて、こちらも無死満塁。 堀江はショートゴロでしたがダブルプレーを取れず、1人生還 京都国際2-1関東第一。 さらに四球で1死満塁と、今度はサヨナラのチャンス。ここで西村投手が内野ゴロ、最後は三振で、ゲームセット。京都国際がはじめての優勝を果たしました。 両チームのスタイルを象徴する接戦で、夏の甲子園の決勝が幕を閉じました。 京都国際の小牧監督は「春のセンバツに負けて、1球の重みを知った」と話しました。また「(大会前に)強い京都を取り戻します。と言って出てきた。実現してよかった」と感想を述べました。