ソフトバンク・柳田&周東 有馬記念ガチ予想 競馬大好き両雄の本命はあの「逃げ切り馬」と「差し切り馬」
鷹の主砲と選手会長がグランプリを大胆予想!ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)と周東佑京内野手(28)が21日、都内で開かれた「第69回有馬記念」(22日、中山競馬場)の予想イベントに出演した。競走馬5頭のオーナーでもある柳田は1枠1番ダノンデサイル、俊足自慢の周東は6枠11番ジャスティンパレスを本命に指名。3連単予想も披露し、サラブレッドへの愛を語った。 【写真あり】こだわりのド派手パンツ!ソフトBスレンダー右腕の私服ショット ホークス屈指の競馬好きで知られる柳田と周東が、今年の中央競馬の総決算となる有馬記念の独自予想を披露した。断然の1番人気が予想されていた昨年の覇者・ドウデュースが20日にまさかの出走取消になり、一転して混戦の様相を呈しているグランプリ。柳田は「競馬とは始まってみんと分からん、凄く速い運動会のかけっこです。馬体も野球もやっぱりフィジカルです」と、かかり気味に持論を展開した。 ギータが本命に指名したのは(1)ダノンデサイル。「逃げて勝つとみています。前にしっかりと行くかな思いまして。中山はやはり前です。スタートがポイント」と今年のダービー馬の逃げ切りVに夢を託した。 競馬歴6年目の周東は“今度こそ”の願いを予想に込めた。「面白そうな馬を狙うのが好きです。(11)ジャスティンパレスで。ずっと買っていて“そろそろ1着来いよ”との応援を込めたいです」。昨年の天皇賞・春を制したが、同年の有馬記念では1番人気も4着だった。末脚の爆発力が魅力で発馬がうまく決まれば面白い存在。劇的な差し切りに期待を膨らませていた。 両者ともオフに楽しみにしているのが有馬馬券の購入。これまで柳田は「単勝、ぶちこみっしょ」と単勝一点で勝負してきた。周東も「先輩方から有馬は複勝、単勝、ぶちこみでと教わってきた」と話したが、イベントでは3連単の予想も行われた。柳田は「せっかくなので3連単も買ってみます」とフォーメーション16点の予想を披露。周東は「買ったら勝てます!」と前日オッズで10万円以上の配当が大半の同20点に鼻息を荒くした。 柳田は無敗でクラシック3冠を制するなど歴代最強馬の一頭に挙げられるディープインパクトのラストランに感動して競馬を愛するようになった。現在はオーナーとして競馬道を探求中。「(チェック項目は)パドックで外周をあえて回る馬の踏み込みや発汗。あとは直前の返し馬で進んでいる姿を見ます」と語り、競馬ファンをうならせた。周東は「父親や親せきのおじさんの脚が速かった。血統が良かったんで」と感謝しつつ、「もっと野球で成績を残して、3年から5年のうちに馬主になれるように」と夢も明かした。 注目の発走は午後3時40分。2人の夢のゲートが開く。(井上 満夫) ○…柳田が所有するゴッドヴァレー(牡=渡辺、父アルアイン)が、きょう22日の京都2R・2歳未勝利戦に出走する。3戦未勝利も6月のデビュー戦では3着と好走。前走は17着で「前回は馬場が悪いのもあって負けたかな。いいペースで勝てたら」と愛馬の初勝利を期待した。デビュー2頭目のセイフウサツキ(牡=松永幹、父サトノクラウン)は4戦未勝利で最高着順は5着。1歳馬3頭も所有していて「小顔、歩き方、胸周りの筋肉と体のバランスを見てから先生と相談する」と愛馬の選定法を明かしていた。 ○…柳田が巨人へFA移籍した甲斐へ惜別のメッセージを送った。「同期で仲間だったんでね、寂しいですよ」。10年ドラフト2位が柳田、育成6位が甲斐だった。ハワイ優勝旅行から帰国した16日夜に甲斐から電話をもらったが、時差ボケもあって爆睡中だった。翌朝に電話で激励したと明かし「頑張り過ぎるタイプやけ、けがだけはせんでほしいですね」と思いやっていた。 ○…周東が競馬に興味を持ったのは、柳田の発言がきっかけだった。その俊足を「アーモンドアイくらい速い!」と表現。ここから競馬にハマり、柳田とはよく競馬談議を交わすという。侍ジャパンが世界一に輝いた昨年3月のWBCではGI9勝を挙げた名馬並みのスプリント力を披露した。メキシコとの決勝戦で9回に一塁代走として出場。村上(ヤクルト)の二塁打で二塁走者の大谷(現ドジャース)に追いつきそうになりながらサヨナラのホームを踏み、ツイッター(現X)のトレンドに「アーモンドアイ」が浮上した。