【薬剤師に聞く】「薬に含まれている添加物」は身体によくないでしょうか?
薬を購入する際に気を付けるべきポイントは?
編集部: 薬を購入する際に気を付けるべきポイントは何ですか? 髙橋さん: 食べ物のアレルギーがある人や今まで薬で体調を崩した人は、市販薬のパッケージに書いてある添加物を確認しましょう。 また服用して体調を崩した薬は、あらかじめ名前を控えておいてくださいね。そして薬には使用期限があるため、購入時にパッケージで確認して期限内に使い切りましょう。 編集部: 同じ有効成分でも添加物が異なることはありますか? 髙橋さん: はい。薬の販売元によっては、同じ有効成分でも使用している添加物が異なります。また、同じ商品名でも剤形が異なるときは添加物が変わってくるので、パッケージ裏の説明書や添加物の欄をよく見てくださいね。 編集部: どの薬を選べばわからないときはどうしたらいいですか? 髙橋さん: 薬局やドラッグストアに在籍している登録販売者や薬剤師に相談してください。悩んでいる症状やアレルギー歴、既往歴を考慮した薬を選択します。 編集部: 最後に、読者へのメッセージをお願いします。 髙橋さん: 添加物は危ないと考える人も多いですが、国で無害だと定めた成分のみが使用されているので、安心して服用してください。ただし、体質によってはアレルギーが出ることもあるため、いつもと違う症状があるときは早めに医療機関を受診しましょう。
編集部まとめ
医薬品添加物は、飲みやすさや品質を保つために使われています。国で人体に無害だと定められていると聞くと安心できますね。アレルギーがある人に注意すべき添加物を押さえたうえで、自分に合う市販薬を選びましょう。
【この記事の監修薬剤師】 髙橋 彩夏 さん(薬剤師) 東京理科大学薬学部薬学科卒業。大学卒業後、大学病院薬剤部に就職。調剤薬局に転職し、婦人科や精神科・心療内科、糖尿病内科、腎臓内科の門前で勤務。「関わる人の生活の質を上げる」をモットーに、現在は医療系メディアを中心にライターとして活動中。
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