武尊vsロッタンがついに実現。フライ級のベルトに王手の若松佑弥はモラエスと王座決定戦【ONE172】
武尊は「やっとロッタン選手と戦えることはすごくうれしい。ロッタン選手のケガだったりいろいろなことがあって試合が流れたが、こうやって試合が決まったということは引き寄せ合う運命だったんだなと思うし、僕はこの試合の次の事は一切考えていない。この試合に自分の格闘技人生を全て出し切るつもりで試合に挑むので、どちらが壊れるような、世界最高の殴り合い、壊し合いをやりたいと思っているので、ロッタン選手、よろしくお願いします」と呼びかけた。 日本で戦うことについて武尊は「日本で試合ができることはすごくうれしい。K-1を離れてから海外で試合をすることが多かったが、現役の最終章、集大成を日本のファンの皆さんの目の前でできることはうれしいし、日本の皆さんに勝つ姿を必ず見せる」と意気込みを見せた。 自身のケガで武尊を待たせたことについてロッタンは「武尊選手や世界中の皆さんを待たせることになったが、そんなことを感じさせないような万全な状態で臨むし、素晴らしい試合をお届けする」と激闘を約束。武尊も「この期間は僕にとって必要な期間だったと思っている。ONE初戦でロッタン選手とやれたら、それはそれでうれしかったと思うが、ONEのリングやルール、グローブに慣れて、いろいろな経験をしたうえで戦えるというのがうれしいし、試合にもいい影響も出ると思う。この期間は僕に必要なものだったと思うし、みんなの期待も高まったと思うので、これも運命だったと思う」とこの期間を前向きにとらえた。
また武尊はロッタンについて「かみ合うファイターだし、同じ階級じゃなかったとしても世界でこれだけかみ合うファイターはいないと思う。そういう意味もあってずっと戦いたい選手だった。ロッタン選手のことは数年前から意識して練習していて、どういうファイトスタイルなのかとか、どうしたら殴り合ってくれるのかといったことをずっと考えて練習してきた。これ以上かみ合う試合はないと思う。格闘技の歴史の中でも一番の戦いができると思う。楽しみにしてください」と語るとロッタンも「僕も同じように世界最強の2人が戦うことで世界最高の殴り合いになると思っている。2人のスタイルは似ていて、持っているものを出し合うことで最高の試合、激しい打ち合いになることは間違いない。皆さんが1年前に見たかったものを見せられると思う」と相思相愛なところを見せた。 武尊は「今までデビューしてからK-1王者になって、ずっとベルトや団体や日本などいろいろなものを背負って戦ってきて、それはそれで僕にいいエネルギーを与えてくれていたが、格闘家としての集大成の試合になるので、この試合は自分のために思い切り戦いたいなと思っている。勝ち負けはもちろん、自分が格闘家として満足できるような、本当の壊し合いをできる相手だと思っているので格闘家人生だけでなく命を懸けて試合をしようと思っている」と語ったうえで「何があるか分からないので明言はできないが、この試合が最後のつもりですべてを出し切ろうと思っている。この試合のことしか考えていない。それくらいの覚悟でやっている」とことによっては最後の試合になる可能性も口にした。