老け見えの原因は“平成メイク”だった!? 今どきメイクにアップデートできるプロが教えるワンポイントレッスン
今どきメイクにアップデートできていないという「たまひよ」アプリユーザーから寄せられた悩みについて、ヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんに聞きました。 女性の白髪の悩み! 白髪を増やさないために自分でできるホームケア
平成顔のメイク迷子さんのお悩みとは…!?
まず、アップデートしたいみんなのメイクの悩みをご紹介します。 ◾️“若づくり”に見えないメイクとは 「今どきのメイクわからないです‼ 若くは見せたいけれど、若づくりっぽくならないメイクが知りたい!」(あけやん) ◾️夫からメイク下手の烙印 「メイクマンネリ、メイクが下手、平成メイクと夫に言われました。デカ目にしたい…」(産休最高@ぴっぴ) ◾️引き算しすぎ? 「メイクを引き算しすぎて、マスクが取りづらいです…」(みわち) ◾️ずっーと自己流 「自己流メイクなので、これでいいのかな? と思うこともあるけど、専門の人に聞いたり、お店にも行ったりできないのでそのままに……」(まり) ◾️学生時代から… 「学生の頃と同じメイクをしているため、全くアップデートされていないのが悩みです」(ふるさと) ◾️動画を見る時間がない 「メイク動画を見る余裕もないので3年くらい同じメイクです」(あずき) ◾️調べるのが面倒 「流行りのメイクなど調べる・勉強するのが面倒になってきたので、マンネリ化しています」(ぴよち)
「自分の顔の造作がどうなっているのか、理解した上でメイクすることが大事」と広瀬さん
ここでは、皆さんのメイクの悩みとともに春夏メイクのトレンドについて、広瀬あつこさんに聞きました。 「体験談のコメントの中に、メイクがヘタ、平成メイクは古いとありましたが、平成ってついこのないだ? 令和も平成もそんなに変わってない? なんて思ってしまいます。 ところが時代を振り返ると、細眉ブームが平成の前半にあり、その後にギャルメイクや、囲みメイク。そして、目元を黒いライン まつ毛を強調するために、二重三重につけまつげを重ねてつけたりしたことも。反対にバブル後は、癒し系ナチュラルメイクの出現と、平成メイクと言ってもとても幅広かったことを思い出しました。 メイクはどれが正解で、どれが間違いとかはなく、本人が楽しめるのが一番だと私は思います。 とはいえ、10代、20代で覚えたメイクを30代、40代で更新することなく、同じようにメイクしていると似合わなくなってしまうのも事実です。 まず、自分の年齢の顔の造作がどうなっているのか、理解した上でメイクをするのが似合うメイクへの近道かと思います。 出かける時はとりあえずファンデと眉だけという日が多い私ですが、先日、仕事で自分メイクを撮影させてもらいました。椅子に座ってじっくり自分の顔を見ながら丁寧にメイクをしたら、いつもどこか諦めていた自分が納得のいく自分になれたような気がしたのです。 撮影のためにダイエットなどの事前準備もしてはいたものの、 写真を見て自分を可愛いと思えました(笑)。もちろんカメラマンさんや照明、スタッフさんの指示の賜物ではあるのですが、撮影で自分のメイクのウィークポイントの研究を重ねたことで、 自分を諦めなくてもいいのだと、自信にもつながったとても嬉しい経験になりました。 ですから、20代・30代の時と比べて、骨格やお肉のつき方で顔に落とす影がどうなったか、 眉毛やまつ毛がどんなふうに変化してきたかを把握することはとても大事です。 眉毛やまつ毛が薄くなったり、細くなったりしていれば、ちゃんと生え揃っている感じのメイクする。お肌のたるみで眉尻、目尻が下がっているようであれば、下降している影を消したり、ラインを上昇にしたりする。目幅も狭くなってくるので、目の幅が出るようにラインを出すということです。 また、骨格や筋肉のつき方が変わった人は、『すっぴん以上メイク前』の仕込みメイクをマスターするといいかもしれません。 小顔や立体感を出すためのコントゥワリングメイクや、長い顔を短くする中顔面短縮メイクなども取り入れると、骨格補正ができます。 『すっぴん以上メイク前』のメイクができたら、いろいろなメイクをこなすことができるのではないかと思います」(広瀬あつこさん)