年の瀬大混雑のアメ横…カニ・マグロ・数の子 円安で“異変”外国人観光客にスカジャン人気10着買った人も「全て安い」 価格上昇で「おまけ」サービスも 東京・上野
FNNプライムオンライン
2024年も残すところあと6日。 東京・上野のアメ横商店街は多くの人でにぎわっていました。 午前11時20分のアメ横には、進むのも大変なほどたくさんの人が。 店先では、皆さん足を止めて海鮮を選んでいました。 マグロやカニなど、正月の食材を彩る海鮮がずらり。 年末年始の買い出しをする人たちや、日本酒を飲みながらお昼ご飯を食べる観光客の姿が。 そんなアメ横では、例年とは違う“ある変化”が起きていました。 和柄のスカジャンを中心に扱う店には、多くの外国人客の姿が。 年末はそれほど忙しくないものの、歴史的な円安の影響で、2024年は年末にも多くの外国人客が訪れるといいます。 特に、日本のアニメのキャラクター刺しゅうが入ったスカジャンが人気だといいます。 台湾から来た観光客は「台湾でこのようなジャケットは見たことがない。私たちにとっては特別」と話し、4万円ほどのスカジャンを購入していました。 フリークマーケット・今野大店長: 外国人のお客さんが来ると、さっとなくなる。1番多い人は結構買っていきました。10着くらい。 一方、アメ横名物・チョコレートのたたき売りをする「志村商店」。 円安の影響で“輸入チョコ”の品数が減っているといいます。 円安のため、輸入品のチョコは普段ほぼ仕入れていないものの、年末ということで、特別にイギリスのチョコを思い切って仕入れました。 志村商店・志村店主: すべてが1.5倍。イギリス製の超高級チョコを入れて。(Q.赤字じゃないですか?)でもせっかく、いつも来てくれる方が多いんですよ、毎年、年末を楽しみに。いい年を迎えていただけるよう頑張ります。 二家族で買い出しに来た人は、買い物が終わると、カニにイクラ、そしてウニなど、次々にクーラーボックスに詰め込んでいきます。 毎年恒例で訪れているアメ横での年の瀬の買い出しで、2024年はある変化を感じたといいます。 買い物客: 去年よりも付くものが多かった、おまけが。今回マグロ買った後サーモン付けてくれたり。去年はなかったから、サーモン。 例年よりおまけは増えているのでしょうか? 鮮魚店の店員に聞いてみました。 清水水産 店員: どれも値段が高くなっているので、おまけできるよう工夫して頑張っている。人件費というか、人(スタッフ)を減らして必要以上呼ばなかったり。(例年)10人のところ、今年は6人。 これからますます本格化する年末商戦。 アメ横の店では、物価高に対応するため、例年とは少し変わった姿になりました。