遊びは学び、「プレーパーク」作った学校の大変化 教育目標を具現化!子どもの主体性は育つか
学校が地域のハブステーションに
「学校は、『地域のハブステーション』であるべきだと思います」という眞砂野氏。 「近年、学校現場は人手不足、保護者は忙しくPTAなどのなり手不足、地域では地区委員さんなどの高齢化や固定化が進んでいます。このような中で大切なのは、学校と保護者と地域が融合していくこと。お互いがウィンウィンになる接点が必ずあるはずなので、例えば、運動会や文化行事、宿泊行事などを合同で行うなどにより、より密接に連携できるようになるのではないかと考えています。 教育理念を共有し、学校を『開かれた場所』として、さまざまな立場の人たちが相乗りしながら物事を進めていくことが、子どもたちの成長や地域社会の活性化につながるのではないでしょうか」 校庭にプレーパークを作った光華小学校は、学校教育目標や校内研究の主題とマッチして、まさに、学校中がプレーパークのような活気を帯びていた。 光華小学校の取り組みは、従来の学校教育にとらわれない、子どもたちの主体的な学びと地域とのつながりを育む新しい学校像の可能性を示している。 (企画・文:長島ともこ、注記のない写真:長島ともこ撮影)
東洋経済education × ICT編集部