今年の外食シーンを賑わしたのは? 2023年トレンドグルメ総ざらい!
■AOYAMA GOURMET MART 住所 : 東京都港区南青山2-10-11 A青山ビル 1F TEL : 03-6388-1400
ミシュラン二つ星の「明寂」など人気店をプロデュースする林亮治氏が10月にオープンしたイノヴェーティブレストラン「白寧」の林大シェフは26歳という若さながら、店舗を訪れた食通が皆絶賛するほどの腕前を持つ。
■白寧 住所 : 東京都港区西麻布4-9-11 TEL : 050-5600-9937
7位:サービス色々「予約争奪戦」
今年はコロナも落ち着き海外からのFoodieが数多く来日し、国内の有名レストランの予約もさらに取りにくくなった印象がある。高級店を訪れるとカウンターの半分以上が外国人、ということもしばしばだ。
国内外のFoodie向けにさまざまなサービスが登場し、人気店の席はますますプラチナシートになった2023年。例えば2022年にスタートしたレストランの席をオークション形式で手にいれる「食オク!」には「鮨さいとう」「成生」「aca 1°」など名だたる店が名を連ね、現在トップページには14店舗が掲載されている。中には1席20万円以上の高額で落札された店もあるようで、日本の予約困難店の白熱した人気が窺える。
2016年にサービスを開始した「TABLEALL」は富裕層インバウンド向け高級飲食店オンライン予約サービスだが、コロナが落ち着いてからかなり予約が入っていると聞く。定価よりやや高めの設定でも円安の影響もあり、海外の高級店に比べるとかなり割安に映るのだろう。
国内では招待制飲食コミュニティも話題になった。予約困難店をユーザー同士が誘い合うサービスで5月に「OSASOI」、6月に「Foodies Prime」がローンチ。有名店での食事は今後ますます情報と人脈、お金が必要になりそうだ。
6位:感謝を知る「農園レストラン」
今年Foodieの間で一番話題になったと言っても過言ではないのが「田舎の大鵬」。京都にある町中華「大鵬」の2代目が綾部市の山中にオープンした農園レストランだ。鶏舎で平飼いにしている鶏を絞めるところから始まる食事には、命をいただくことの尊さや感謝を感じ、「食べる」ことについて深く考えさせられる体験になる。