セミナーの集客は受講料が高いほうが簡単な理由(滝川徹 時短コンサルタント)
■はじめはモニター価格でスタートしてみる
「そうは言ってもいきなり高価格はさすがに......」と思う人に向けて、とっておきのアドバイスがあります。それはデビュー当初はモニター価格ではじめてみることです。私はまさにこの戦略を実践しました。 私が本格的にセミナー講師をスタートした時、モニター価格と謳って、価格を5000~8000円程度に設定しました。モニター価格と謳って集客すれば、受講生は高い講座をお得に受講できたと感じます。私自身もお客さんにお得にサービスを提供できたと感じます。お互いwin-winなのです。 さらに、期間限定のモニター価格と謳うことで価格を上げる時に抵抗がなくなるのも大きなメリットです。 実際セミナーをはじめてみればわかりますが、セミナーの価格を値上げするというのは大抵の人にとってむずかしい行為です。理由はシンプルで、どうしても本能的に「値上げしたら人が来てくれなくなる」「お客さんを幻滅させてしまう」と心理的なブロックを感じるからです。 先ほども書いた通り、価格を高く設定することは悪いことではありません。しかしそう感じてしまう人が多いのも事実です。期間限定のモニター価格と謳っておけば、こうした 心理的抵抗を和らげることもできます。 セミナーの価格を高くすることに抵抗がある人は、ぜひモニター価格からはじめてみてください。
【プロフィール 滝川徹・時短コンサルタント】
1982年東京生まれ。Yahoo!ニュース・アゴラで執筆記事が多数掲載される現役会社員・時短コンサルタント。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけにタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版社)』他。