回転ずしをお得に食べたい!原価率の高いネタはどれ?
回転ずしは、大人から子どもまで食事を楽しめる場所として注目を集めています。こだわりのすしネタだけでなく、サイドメニューやデザートまで充実しているので、誕生日や記念日などに家族そろって出掛ける機会も多いでしょう。 しかし、すしは一般的に高級なイメージがあるため、「この食材はどれぐらいの原価なんだろう」と考えることがあります。そのため、「できる限り原価率が高いものを食べたい」と考える方もいるでしょう。 そこで今回は、回転ずしの原価率と一般的な飲食店の原価率を比較し、回転ずしの中でも原価率が高いすしネタをご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
一般的な食材原価率は約30%
飲食業界における平均的な食材の原価率は、30%程度といわれています。食材にかかる費用を30%以内に抑えれば、その他の70%で会社経営に関わるさまざまな費用をおおむね捻出できるという見込みからこの数値が一つの基準となっています。 しかし、回転ずしでは原価率が50%という企業も見られますので、飲食業界からすると驚きの数値です。店によって原価率は異なりますが、一般的な飲食業界の相場よりも高めに設定されているといえるでしょう。
原価率が高いといわれるすしネタ
原価率は店ごとで異なるため、一概に「このネタの原価率が高い」と言い切ることはできません。しかし、一般的に以下のネタは回転ずしでお得に食べられるといわれています。 ・ウニ ・マグロ ・ハマチ ・カツオ ・いくら ・サーモン どの食材も高級食材に分類されていたり、調理に手間がかかったりしていますので、原価率が高い傾向にあります。
近年の回転ずしはここが違う
かつての回転ずしといえば、すしを安く食べられるという点にフォーカスされ、品質はあまり注目されていませんでした。しかし、近年ではネタの鮮度やシャリ、しょうゆなど細部にこだわり、美味しいすしが味わえると話題になっています。 ■お米にもこだわる 回転ずしではネタに注目されがちですが、多くの店ではお米に対してもこだわりを持って選別しています。田んぼからこだわったり、ご飯を炊き上げる際に工夫を凝らしたりするなどネタに合うシャリ作りに取り組む企業も見られます。 またシャリも1日の分をまとめて用意するのではなく、常によい状態のものを提供できるように数回に分けて準備をしている店もあります。 ■しょうゆやわさびへのこだわり すしを食べる際に多くの方が使うしょうゆやわさびに対しても、店ごとにさまざまなこだわりが詰まっています。だしじょうゆや甘めのテイストのしょうゆなどどの年代の方でもすしを最もよい状態で食べられるように、複数のしょうゆを提供している店も見られます。 またわさびもただ辛味があるだけでなく、ネタと合わせた時にうま味と香りを感じられるものなど、すし全体を楽しめるようこだわりを持って選別されています。
回転ずしは食べたいものを食べよう
回転ずしに行くと、ついつい元を取りたいという気持ちから原価率が高いネタを選びたいと考える方もいるでしょう。しかし、ネタの原価率が高くても、自分の食べたいものを食べなくては本末転倒ですので、基本的には自分の好きなすしを食べましょう。 原価率にとらわれて食べたいものが食べられなくなると、お店を出た後に「本当はあれが食べたかった」と後悔する可能性もあります。また原価率が低い食材であっても、シャリやわさびなどネタ以外のところでこだわりが見られ、十分に満足できます。食べたいものを食べて、回転ずしを楽しみましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部