【更年期、私の場合/読者編⑤】みどりさん(57歳・住宅関連)の場合。体調やメンタルも乱れ、帯状疱疹、体重増も…。HRTで体調好転後に18㎏痩せも実現!
みどりさんの不調は突然の動悸から始まった。メンタルの波も激しく、体重も増加。介護疲れが影響したのか帯状疱疹を発症したこともあり、つらい時期が続いたという。100人いれば100通りといわれる更年期の不調。OurAge読者の皆さんの更年期体験を聞いてみた。
突然の動悸が更年期不調の始まり。介護疲れも影響し、帯状疱疹まで発症
◆みどりさん(仮名) 57歳・住宅関係 【HISTORY】 ■30歳:婦人科検診を受け始める ■40歳:グレープフルーツ大の子宮筋腫が複数見つかり、開腹手術で筋腫を切除 ■48歳:動悸がしたので検査を受けるが、心臓には問題なし。同じ頃からめまいやホットフラッシュ、疲れ、イライラや不安を感じるように。湿疹が現れないタイプの珍しい帯状疱疹を発症 ■49歳:婦人科で更年期の診断を受け、HRTを開始 ■56歳:HRTを終了し、月に2~3回のプラセンタ注射を開始 「48歳になった頃、突然動悸がしたので慌てて病院へ行き、小型の心電計で心電図を記録する24時間検査を受けましたが特に異常なし。けれど、その後も動悸はなくならず、朝起きられないほど疲れやすくなって、肩こりやめまい、ホットフラッシュなども感じるようになりました」 明るい笑顔でハキハキと話す今のみどりさんからは想像できないが、まるで「性格が変わってしまったかのように」メンタルにも大きな変化があったと振り返る。 「当時は、ちょっとしたことですごくイライラして家族に当たってしまったり、今まで気にならなかったことが気になって落ち込んだり不安になったり。職場でも家でも感情がコントロールできなくなってしまい、周りから『最近、笑わなくなったね』と心配されるほどでした」 仕事や家庭に加えて、お母さまの介護に通う日々の疲れがたたったのか、帯状疱疹を発症したことも。しかも、肌に湿疹が現れないタイプの珍しいケースだった。 「右の後頭部にビリッと激しい痛みが起きて、針で肌を刺すような痛みが数日続きました。最初は首や肩のこりを疑いましたが、あまりの痛みにペインクリニックを受診したら、非常に珍しい湿疹が出ない帯状疱疹だと判明しました。ただ、数日我慢してしまったので神経痛が残ってしまい、今でも疲れると少し痛みが出ます」 また、40歳で子宮筋腫を切除して以来、定期的に通院していた婦人科で心身の不調について相談すると、男性の担当医からは「更年期だから仕方ないですよ」というそっけない返事。そこで、引っ越しを機に婦人科を変えることを決意。新居から程近い病院で、頼れる医師に出会えたという。