【更年期、私の場合/読者編⑤】みどりさん(57歳・住宅関連)の場合。体調やメンタルも乱れ、帯状疱疹、体重増も…。HRTで体調好転後に18㎏痩せも実現!
HRTを卒業した今は、保険適用のプラセンタ注射で体調を維持
「担当医の女性はとても親身に話を聞いてくださるので、安心して相談できます。血液検査の結果からHRT(ホルモン補充療法)を提案され、2日に1回交換する貼り薬と、2種類の飲み薬を服用し始めたら、3週間ぐらいたった頃から少しずつイライラが減り、めまいや動悸、ホットフラッシュなど体の不快な症状も治まっていきました。半年に一度のエコー検査と血液検査、年に一度の乳がん検査で自分の状態をチェックできることも大きな安心感につながりました」 3年前からはエクオールのサプリも処方してもらい、少しずつ元気を取り戻したみどりさん。2024年1月にHRTを卒業し、3月からは保険適用のプラセンタ注射を月に2~3回のペースで受けている。 「2023年の1月に、担当医の先生から『閉経に向かって体も慣れてきたでしょうから、そろそろ治療を卒業してもいいのでは?』と提案されました。でも、母の介護も続いているし、何よりお守りのような存在だったHRTがなくなってしまうのは怖かったので、薬を半量に減らしたうえで1年間継続しました。HRTを卒業すると同時に生理もこなくなり、このまま閉経を迎えるような気がします」
病院で食生活の指導を受けて18㎏減! 自信を取り戻せた
体調が大きくくずれることはないものの、腟の乾燥やかゆみを感じるようになったみどりさん。病院で処方された薬(エストリール腟錠)や塗り薬を使いながら、イギリス発のオーガニック・デリケートゾーンコスメブランドYESの「インティメイト・フォームウォッシュ」などでケアしているのだそう。体調不良や介護のために休職していた仕事も再開。自分をいたわるための時間も少しずつ持てるようになった。 「好きな音楽を聴いたり、絵画や芸術に触れたり、1日1時間は自分のための時間を持つように心がけています。実は、介護のストレスでかなり体重が増えてしまったので、2023年8月から近くの総合病院で食生活の指導を受けながら体重を18kg落としました。母の介護をしながら『どうして私ばっかり…』と何度もうつ状態になりかけましたが、生活を見直して体が変わったことで自信がついて、自分を励ませるようになったんです。悩みはまだまだ尽きませんが、明けない夜はない!という気持ちで、この時期を乗り越えていきたいです」
更年期のお悩み、閉経前後の不安はこの1冊で解決!! OurAge保存版「大人のからだバイブルvol.1 50人の更年期と閉経、私の場合。」 一緒に更年期を乗り切っていきましょう! イラスト/白ふくろう舎 取材・原文/国分美由紀