角田裕毅「Q3まで進めると思っていなかった」望外のラスベガスGP予選7番手「改善してくれたチームの努力に感謝」|F1
2024年のF1第22戦ラスベガスGPを終え、予選Q3進出、7番グリッドを獲得した角田裕毅がコメントを発している。 【動画】『レッツゴーベイビー!』 ラスベガスGP予選Q3進出で角田裕毅がご機嫌な無線…角田いわく『ベガスはホームタウン』 角田は予選Q1を10番手タイムで勝ち上がる。続くQ2終盤はフランコ・コラピントのクラッシュによりセッションが赤旗終了する状況ながら、8番手でQ2突破を決めた。 そしてトップ10のグリッドを決めるQ3ではオスカー・ピアストリを上回って7番グリッドを獲得。5番手マックス・フェルスタッペン、6番手ランド・ノリスとなっており、タイトル争いを展開する2人の後ろで角田はレーススタートすることになった。 角田は予選7番手となるも「予選Q3に進めると思っていなかった」と望外の出来だったと率直に述べた。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「今日のパフォーマンスには本当に満足しています。予選に臨む際は、Q3まで進めるとは思っていなかった」 「今週末の出だしはあまり良くなかったし、その時に比べたらかなり好転したと思う。ここまでセットアップを改善してくれたチームの努力に感謝したい。本当に彼らはよくやってくれたと思う」 「僕らは持ち込んだアップグレードを良い方向性で理解することができて、進むべき方向を見つけることができた。セッションごとに少しずつ改善することができたのは、とても大きな成果です」
角田は決勝に向けて「もちろんライバルチームも良い仕事をしているから決勝レースは簡単な展開にはならないはず」と述べ、入賞に照準を定めた。 「特にストリートサーキットでは何が起こるかわからないですし、集中力をしっかり保ってできる限りのことをして結果に結びつけたい」 今季、ここまで28ポイントを稼いでいる角田は、ドライバーズランキング11位に付けている。総合10位のニコ・ヒュルケンベルグ(31ポイント)は9番グリッド、総合12位のピエール・ガスリー(26ポイント)は3番グリッドと、ポイントを争うライバルたちと上位グリッドで競う。 そしてフェルスタッペンが5番グリッド、ノリスが6番グリッドと、タイトル争いを展開している2人のすぐ背後から角田はレーススタートとなる。 昨季のラスベガスGP決勝は寒冷な条件でタイヤが機能しづらく、スタート直後ターン1では複数のドライバーがブレーキングに失敗し、多数の接触が起こった。スタート直後、混乱に巻き込まれることなく、角田は上位勢に食い込むことができるのか、日本時間日曜日15時開始となるラスベガスGP決勝は必見の戦いとなる。