【陸上】濵口大和が強烈なスパートで少年A5000mV 駅伝シーズンに向けて弾み「走りで引っ張る」/佐賀国スポ
◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)4日目 佐賀国民スポーツ大会の優勝者をチェック!! 佐賀国民スポーツ大会の4日目が行われ、少年男子A5000mは濵口大和(長野・佐久長聖高3)が13分40秒65で優勝を果たした。 U20世界選手権代表が力を示した。序盤から新妻遼己(兵庫・西脇工高2)がレースを引っ張り、3000mを8分20秒で通過。そこから800mVのフェリックス・ムティアニ(山梨・山梨学院高2)が前に出てペースを上げる。 「集団でレースをしつつ、余力のあるところでスパートする狙いでした」と濵口。先頭に出たムティアニの背後にピタリとつけると、残り300mで強烈なスパートを仕掛ける。2位の新妻に4秒以上の大差をつけた。 インターハイでは1500mで優勝したムティアニに敗れて2位。5000mでは6位の新妻に次ぐ、7位に終わっていた。今回はその2人との競り合いを制しただけに、「リベンジできて良かったです」とうなずいた。 3月の世界クロスカントリー選手権U20に続き、8月のU20世界選手権で国際大会を経験。「スローペースでもラストはキレ良く上がってこないと勝てません。そこは今回意識しました」と話す。 世界に向けて意識も上がり、「日本国内で優勝して満足ではなく、ここからどうやって来年につなげていくかだと思っています」。トラックで磨いたスピードを駅伝にもつなげていく狙いだ。 これからは駅伝シーズンへと向かう。「チームとしても少しずつ良くなっていると思っています。キャプテン、エースとして走りで引っ張っていければ」。駅伝でも快走を誓っている。 ※記事内容の一部を修正いたしました。
月陸編集部