西武がソフトバンク戦力外の仲田慶介を獲得調査 育成14位から今季支配下、両打ちのユーティリティー
西武が、ソフトバンクを戦力外となった仲田慶介内野手(25)の獲得へ向けた調査を進めていることが11日、分かった。 仲田は3年目の今季開幕前に育成選手から支配下へ昇格。開幕1軍メンバーにも名を連ねた。主に代走や守備固めなどで24試合に出場し、打率2割1分4厘。7月に2軍降格後は腰の炎症で離脱した時期もあったが予定を早めて練習を再開、復帰後は9月度のスカパー!ファーム月間MVP賞を受賞した。2軍での今季成績は24試合で打率4割3厘、1本塁打、11打点だった。 今季の西武で規定打席に到達した選手は遊撃手の源田、二塁手の外崎の2人で、100試合以上出場は外崎、源田、古賀、西川の4人。内外野ともにレギュラーが固まっているとはいえない状況で、スイッチヒッターで強肩、内外野を守れるユーティリティープレーヤーの仲田が加わればオーダーの幅が広がる可能性がある。 ソフトバンクは日本シリーズ終了翌日の4日、7選手に来季の契約を結ばないことを通達。仲田を含む5人には育成での再契約を打診したとみられる。2021年ドラフト会議で12球団最後の128番目の指名となる育成ドラフト14位で入団、地元福岡出身でもある仲田は涙を浮かべながら「死に物狂いで支配下登録をつかんだ。来年、またその時の気持ちでやれるかと考えたら厳しいものがある。他球団のオファーを待つことになると思う」などと話していた。
テレビ西日本