友人が「EV車はやめとけ」と言っています。電気だけで走行しますし節約になるんじゃないのですか?
EV車ならではの魅力
EV車には、ガソリン車などにはない魅力も多く存在します。ここでは、EV車ならではのメリットを紹介し、実際にどのように生活に役立つかをみていきます。 ■燃料費を抑えられる EV車の大きな魅力の一つは、燃料費を大きく抑えられる点です。ガソリン車と比較すると、電気自動車はエネルギーの効率的な使い方ができるため、走行に必要なエネルギーを無駄なく活用できます。 ガソリン車の場合、発生するエネルギーのうち、走行に使える部分は約4割にとどまりますが、EV車はその約9割を動力に変換できるため、エネルギー効率が大変高いといえるでしょう。 家での普通充電を利用すれば、ガソリン車に比べて電気代が安く、長期的な燃料費を大きく節約できます。たとえ電気代が高騰している状況でも、依然としてガソリン車よりも燃料費が抑えられるため、日々のコスト削減につながるでしょう。 ■購入時に補助金を利用できる EV車の購入時には、経済産業省が提供する「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」をはじめとしたさまざまな補助金を活用できます。2024年度のCEV補助金では、電気自動車の場合、最大85万円までの補助が受けられます。 さらに、自治体によっても独自の補助金制度があり、複数の補助金を組み合わせて利用することも可能です。 ■災害時に電源として利用できる EV車は、災害時の非常用電源として活用できる点もメリットの一つです。多くの電気自動車には外部給電機能が備わっており、別途機材を使用することで停電時に家庭や避難所に電力を供給できます。 地震や台風などで停電が発生した場合でも、EV車のバッテリーに蓄えられた電気を使って冷蔵庫や照明を動かせるため、非常時に頼りになる存在となるでしょう。 近年では外部給電機能が備わる電気自動車が、災害時の非常用電源として重要な役割を持つことが認識されてきて、台数も増えているようです。また、国土交通省や経済産業省でも車の所有者と自治体向けて、この機能の重要性を広報しています。