友人が「EV車はやめとけ」と言っています。電気だけで走行しますし節約になるんじゃないのですか?
友人から「EV車はやめとけ」と言われると、環境にやさしくお得ではないのかと疑問を抱いてしまうでしょう。実際には、EV車には長期的なコスト削減や災害時の非常用電源としての利用など、他の車では得られない魅力がたくさんあります。 本記事では、EV車のデメリットとメリットをそれぞれ紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
「EV車はやめとけ」といわれる理由
ここでは、「EV車はやめとけ」といわれる主な理由を3つ紹介します。 ■車両の本体価格が高い EV車の最も大きなデメリットとして指摘されるのが、車両本体価格の高さです。同じクラスのエンジン車と比較すると、EV車の価格は高めといえます。 例えば、日産の軽EV「サクラ」の価格帯は約260万~308万円ですが、同じプラットフォーム使用のエンジン車「デイズ」は約144万~200万円で購入可能です。 EV車はその技術や部品にかかるコストが影響し、一般的にエンジン車よりも高価になります。EV車の購入を検討する際には、初期費用が高額であることを考慮する必要があるでしょう。 ■充電のための時間が長い EV車は、充電にかかる時間が長いこともデメリットの一つです。自宅の普通充電で充電する場合、バッテリー容量や充電器の性能によっては、充電率が20%から100%に回復するまでに一晩、または丸1日を要することもあります。 長距離移動を頻繁に行う人にとっては、充電の待機時間が長くなる点に不便さを感じることがあるかもしれません。ガソリン車とは違ってすぐに給油できるわけではないため、充電ステーションの利用なども計画的に行う必要があります。 ■バッテリーの交換が必要 EV車には、リチウムイオン電池を駆動用バッテリーとして搭載しているモデルが多く、バッテリー本体が時間とともに劣化していく可能性があります。スマホのバッテリーが劣化するようにEVのバッテリーも使用年数を経ると、走行距離が短くなったり、充電効率が落ちたりします。 バッテリーの交換には高額な費用がかかるため、将来的なメンテナンス費用も考慮して購入を決めることが大切です。