【NFL】「多才な」RBペリーンはチーフスにとって「素晴らしい補強」とリードHC
ロースターを53名に絞る期日を過ぎたことを受け、カンザスシティ・チーフスは2024年シーズンの開幕を目前に控える中で、チームになじみのある2人のベテラン選手を獲得するチャンスに飛びついた。
ランニングバック(RB)サマジェ・ペリーンとワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターはそれぞれ、デンバー・ブロンコスとニューイングランド・ペイトリオッツから放出された後にチーフスと契約を交わし、アクティブロースターに登録されている。スミス・シュスターが2年前に第57回スーパーボウルを制覇したチームで活躍していた一方で、ペリーンは過去3シーズンにわたり、チーフスの強敵として知られていた。
ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは28歳のペリーンがチーフスのバックフィールドに何をもたらすかと質問された際に、自分のチームがペリーンにされてきたことをすぐに思い返している。
現地8月30日(金)、リードHCは報道陣に対して「私たちはみんな、彼がシンシナティ(ベンガルズ)にいたときにスクリーンプレーで私たちに何をしてきたかを覚えているが、サマジェはこれを、キャリアを通してやってきた。彼は驚異的なサードダウンバックでありながら、優れたランナーでもある」と述べ、こう続けた。
「彼が本当にいい人だということは、皆さんもご存知だと思う。つまり、彼がどんな人物で、ロッカールームを大切にする人だとかそういうことについては、ナショナル・フットボール・リーグ全体に広まっている。私たちはそれだけではなく、ランゲームもパスゲームも遂行できる選手をここに迎える機会を得たことも歓迎している。彼は優秀で、多才なフットボール選手であり、ものすごく知的でもある。ブレット(ヴィーチ、ジェネラルマネジャー/GM)がチームに加えた素晴らしい補強だと思う」
ペリーンが41ヤードのキャッチ&ランに成功した後、タッチダウンを決めたプレーは、2021年AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでベンガルズがチーフスに逆転勝利を収めるきっかけとなった。この試合はチーフスにとって、ここ3シーズンのプレーオフで敗れた唯一の試合となっているだけではなく、5年連続のスーパーボウル出場という偉業を達成するのを阻む汚点にもなっている。