【NFL】「多才な」RBペリーンはチーフスにとって「素晴らしい補強」とリードHC
ペリーンは2023年にブロンコスの一員として限られた出番しか与えられなかったものの(チーフスとの2試合で37スクリメージヤードを記録)、2022年シーズンにはベンガルズの一員として臨んだチーフス戦で155スクリメージヤード(106ランヤード、49レシーブヤード)をマークした。これは、ペリーンが100ランヤード超えを達成した最後の試合となっている。
ペリーンは才能あふれるチーフスのRB陣に加入した。この2シーズンでアイゼア・パチェコが主力RBとして活躍し、試合が進むにつれて相手ディフェンスを疲弊させるようなエネルギッシュな走りを見せている。クライド・エドワーズ・イレアーはこの数年、複数のケガに見舞われてきたが、健康状態が良好なときはパスプレーでもランプレーでも活躍してきた。また、ドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りした新人のカーソン・スティールは、プレシーズンに力強い走りを見せたことでロースターに名を連ねている。
リードHCは日曜日に、ペリーンは木曜夜に実施されるボルティモア・レイブンズとの2024年NFLシーズン開幕戦(2023年シーズンにおけるAFCタイトル戦のリマッチ)に出場可能だと述べた。リードHCは先週の時点ですでに、スミス・シュスターは“健康で準備が整っている”と話している。
WRマーキス・ブラウンが肩のケガでシーズン第1週を欠場することが決まっているため、スミス・シュスターの出場は必要になるかもしれない。また、チーフスはカットダウン期日にカダリウス・トニーをウェイバーにかけてもいる。
初めてチーフスの一員として出場する試合でペリーンがどれほど早くインパクトを残せるかは未知数だが、NFL史上初のスーパーボウル3連覇を狙うチームのロースターにベテランのペリーンがいることは、チーフスにとって安心材料になるだろう。
リードHCは「レイブンズとの対決という挑戦を楽しみにしている――彼らは素晴らしいフットボールチームだ」と語り、「ジョン(ハーボーHC)はコーチ陣とともに、選手たちの準備を整える点で素晴らしい仕事をしているし、激しい戦いになることは分かっている。これまでに何度も行ってきた対戦の1つだし、それはいつも激しくぶつかり合うものになる」と続けた。