「緊急性はない」有望若手CBを獲得し損ねたレアル、今夏の最終ライン補強計画が明らかに「答えはチームの中にある」
U-23フランス代表CBレニー・ヨロの獲得を計画していたレアル・マドリードだったが、同選手はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まってしまった。スペインメディア『marca』は現地時間18日に、メインターゲットとなる選手を取り逃がしたマドリーの今夏における補強計画を報じていた。 記事では、「レニー・ヨロとの契約はクラブの計画の一部だった」と前置きし、「契約は可能だと思われており、彼は10年間の活躍が期待できるプレーヤーだった。しかし、ユナイテッドの資金はあらゆることを可能にしたようだ」と、クラブの長期計画として長い間活躍が期待できる同選手を取り逃がしてしまったことを言及。 そして、「今夏CBとの契約に緊急性はない」と述べた上で、「ヨロがいなければ、新たなセンターバックをめぐる狂気の競争は存在しない。すでに移籍市場は開いているが、執着はないようだ。このようなことはすでに別の機会にも起こっている。マドリーが伝えているのは、後悔するかもしれない契約を実行することは考えていないということだ」と、今年の夏に新たなCB獲得に動く可能性は低いことを指摘していた。 マドリーはナチョ・フェルナンデスのサウジアラビア移籍が決まり、アントニオ・リュディガー、ガブリエウ・ミリトン、ダヴィド・アラバの3人しかCBを本職としている選手がいない。さらにアラバは左ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガを負っており、25年まで復帰できない可能性があると報じられている。昨季は怪我の影響もあり、CBが全員不在でSBのダニエル・カルバハルやMFオーレリアン・チュアメニが本職ではないポジションでプレーする試合もあった。 同メディアは、「答えはチームの中にある」と言及し、「リュディガーとミリトンは先発出場を目指すだろう。そして、チョアメニが中盤と守備の二役をこなせるサッカー選手であることが重要だ」と、昨季もCBでプレーすることがあったフランス代表選手が万が一の場合にCBとしてプレーすることで穴埋めをするだろうと伝えている。
フットボールチャンネル編集部