「大ゴッホ展」が東京、神戸、福島で開催へ
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90)の名品を集めた巡回展「大ゴッホ展」が、神戸を皮切りに福島、東京の3都市で2期にわたって開催される。 本展は、神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日本大震災から15年の節目として企画されたもの。世界屈指のファン・ゴッホコレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵の名品が公開される貴重な機会となる。 第1期の目玉となるのは、約20年ぶりに日本で公開となる《夜のカフェテラス》だ。ほかにも《自画像》をはじめとする初期のオランダ時代から数多の傑作を生みだしたアルル時代までのファン・ゴッホ作品約60点や、同館が所蔵するクロード・モネ、オーギュスト・ルノワールら同時代の印象派巨匠の名作が展示されるという。 また、アルル時代から晩年までを紹介する第2期の注目作品はオランダの至宝と称される《アルルの跳ね橋》。こちらは2027年に各地を巡回する予定となっている。