【夏疲れでむくみに注意!】「40代は1日にどれくらい水分や塩分を摂ったらいいの?」に答えます!
むくみの原因が、冷えだけでなく、その真逆の「気温の上昇」にもあるというのをご存知ですか。多くの女性の悩みのタネである「むくみ」のメカニズムと対策を知り、顔やからだのラインをスッキリ見せつつ、からだのダルさや痛みからも脱却しましょう! 教えてくれたのは…… CHICO SHIGETA オーガニックコスメブランドSHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。近著に『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)など。
気温上昇で水分が血管から滲む!注意すべきは「冷え」だけじゃない
そもそもむくみとは、皮膚の下にある皮下組織に、リンパ液や血液中の水分、細胞のまわりの水分などの「水」がたまった状態です。「冷え」ももちろん、血流を悪くするため、水の巡りが悪くなってむくみを引き起こしてしまうのですが、それと同じくらい問題になるのが「気温の上昇」です。 どういうことかというと、気温が上昇すると血管が拡張して血液が心臓に戻りにくくなり、心臓から遠い下半身では血液が停滞して、特に体液が血管壁から滲み出て皮下組織などに滲み出てしまいます。それが重力によってふくらはぎや足首に溜まることで、足がむくみます。 つまり昨今の温暖化で、いままで以上に夏はむくみやすくなったとも言えます。 また、暑さで寝苦しい夜が続くと、睡眠力が低下。睡眠の質が悪くなると、肝臓・腎臓の機能が落ちます。そうして解毒する力や水分を排出する力が低下すると、老廃物も水分も体内に溜まり、むくみやダルさを引き起こしてしまうんです。 もう一つ、これは日本の気候ならではですが、夏の「湿度」もむくみの原因です。東洋医学では、「脾(ひ)」=「消化吸収機能」は、湿気を嫌うとされています。夏は、「夏バテでごはんが入らない」「なんだかいつも膨満感があってお腹が空かない」といったことがありますよね。その原因の一つがこれなんです。消化吸収機能が下がり、排泄や代謝がうまくいかないと、先ほどお伝えしたように老廃物や水分が体内に蓄積されてしまいます。